柴本幸

柴本 幸

柴本幸（しばもと ゆき、1983年10月18日生まれ）は、日本の女優でありリコーダー奏者としても知られる存在です。彼女は東京都で誕生し、俳優の柴俊夫と女優の真野響子の間に一人娘として育ちました。幼少期から名門の慶應義塾で学び、大学卒業までの16年間をここで過ごしました。父母からは学業を優先するように強く指導され、彼女はその期待を裏切ることなく目指す道を歩んできました。

略歴

柴本は10歳からリコーダー奏者の吉沢実に師事し、高校時代にはリコーダーに没頭していました。特に2000年から2002年にかけては、全日本リコーダーコンテストでの高校生独奏部門において3年連続金賞を受賞するほどの腕前を持っています。大学では演劇学を学び、映画や舞台に目を向ける一方で、本格的に女優としての活動を始める準備を進めていました。

大学卒業からわずか2ヶ月後、彼女はNHK大河ドラマ『風林火山』のヒロイン・由布姫役に選ばれ、この役でその存在感を大いに発揮しました。このオーディションでの成功は、彼女の女優としてのキャリアの大きな飛躍となりました。彼女は新人らしからぬ演技力で視聴者の注目を集め、以降は民放テレビや映画、舞台など多岐にわたる作品に出演を続けました。

柴本は2009年に映画『真夏の夜の夢』で主演デビューを果たし、その後も多くのテレビドラマや映像作品に出演。たとえば、NHKの『薄桜記』やTBSの『Nのために』など、さまざまな役をこなし続けています。2014年には研音に移籍し、さらにリコーダー奏者としての活動も再開しました。

2019年からはロサンゼルスを拠点にするなど、国際的な舞台でも彼女の才能が広がっています。

趣味・特技

彼女の趣味は多岐に渡り、絵画や散歩、登山など自然を楽しむことが大好きです。また、自分自身が作る料理が好きで、スタジオにも手作り弁当を持参したり、撮影現場でスタッフに振る舞ったりしています。特技にはリコーダー演奏や英会話があり、演技力を磨くために日本舞踊や茶道も学んでいます。

主な出演作

テレビドラマ

• - 風林火山（2007年、NHK） - ヒロイン・由布姫役
• - 鹿男あをによし（2008年、フジテレビ） - 長岡美栄役
• - 新参者（2010年、TBS） - 柳沢麻紀役
• - 運命の人（2012年、TBS） - 青山芙佐子役
• - ST 赤と白の捜査ファイル（2014年、日本テレビ） - 筒井桃子役

映画

• - 真夏の夜の夢（2009年）- ゆり子役
• - TAJOMARU（2009年）- ヒロイン・阿古姫役
• - ゴーストマスター（2019年）- 白石景子役

結論

柴本幸は、俳優としての才能だけでなく、音楽家としても多彩な活躍を見せる日本の文化界における重要な存在です。そのストイックな姿勢と柔軟な感性で、今後もさらなる飛躍が期待されます。

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