栂池自然園

栂池自然園について

栂池自然園は、長野県北安曇郡小谷村の栂池高原に位置する自然公園です。中部山岳国立公園を構成する重要な一部であり、その豊かな自然環境は多くの人々を魅了しています。標高約1,900mの高層湿原を活かしたこの公園は、約100ヘクタールという広大な面積を誇ります。

アクセス

栂池自然園へのアクセスは、栂池高原スキー場のゴンドラリフト「イヴ」と、栂池ロープウェイを乗り継ぐ「栂池パノラマウェイ」を利用します。かつては路線バスも乗り入れていましたが、環境保護のため、1994年にロープウェイ運行に切り替えられました。これにより、自然への負担を減らしつつ、訪れる人々が美しい景観を楽しめるように配慮されています。

特徴

園内には全長約5.5kmの木道が整備されており、歩きやすい環境で自然散策を楽しめます。多種多様な高山植物が自生しており、季節ごとに異なる美しい花々を観賞できます。特に秋には、鮮やかな紅葉が広がり、多くの観光客で賑わいます。また、2007年にはみずばしょう湿原のバリアフリー化が完了し、より多くの人々が自然を楽しめるようになっています。

沿革

栂池自然園の歴史は、1959年の大池林道開設工事着手から始まりました。その後、1970年には長野県で4番目の自然園として、楠川までが整備されました。1971年7月15日には県営栂池自然園が完成し、1974年7月26日に開設されました。当時の面積は60haでした。その後、1985年に村営に移管され、1986年には浮島湿原まで、1987年には展望湿原までの自然観察路が整備され、現在の規模に至ります。

施設

園内には、以下の施設があります。

栂池ビジターセンター: 自然に関する情報提供や休憩スペースがあります。
栂池山荘: 宿泊施設として利用できます。
栂池ヒュッテ: 休憩や軽食が可能です。
旧栂池ヒュッテ記念館: かつてのヒュッテの歴史を伝える施設です。

利用案内

開園期間: 6月上旬から11月上旬まで
入園料: 大人320円、小学生以下260円
栂池パノラマウェイ: 大人往復3,700円、小人往復2,100円

まとめ

栂池自然園は、豊かな自然と美しい景観が楽しめる場所です。整備された木道やバリアフリー化により、誰もが気軽に訪れることができます。四季折々の自然を満喫しに、ぜひ一度訪れてみてください。

関連情報

栂池高原
栂池高原スキー場

外部リンク

公式ウェブサイト
小谷村のページへのリンク'>栂池自然園 小谷村
Instagramへのリンク'>栂池自然園 (@shizenen) - Instagram
* 栂池ビジターセンター

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