栃木県道・茨城県道264号小山結城線

栃木県道・茨城県道264号小山結城線

栃木県道・茨城県道264号小山結城線は、栃木県小山市から茨城県結城市へと至る、全長約10.6kmの主要な一般県道です。

概要

この道路は、小山市大字大行寺の交差点で国道50号岩舟小山バイパスから分岐し、小山市街と結城市街を繋ぎ、茨城県道15号結城下妻線の交点である続橋交差点に至ります。かつては国道50号の一部として利用されていましたが、バイパスの開通に伴い県道となりました。そのため、地元では「旧50号」という名称で親しまれています。

路線データ

起点: 栃木県小山市大字大行寺（大行寺立体国道50号・栃木県道36号岩舟小山線交点）
終点: 茨城県結城市大字結城字続橋（茨城県道15号結城下妻線交点〈続橋交差点〉）
総延長: 約10.625 km（茨城県区間：4.350 km、栃木県区間：6.275 km）
実延長: 10.625 km（茨城県区間：4.350 km、栃木県区間：6.275 km）

歴史

1971年（昭和46年）4月30日、当時の国道50号区間が県道に格下げされ、栃木県小山市を起点とし茨城県結城市を終点とする新たな一般県道として茨城県が路線認定しました。1995年（平成7年）には、整理番号が変更され、現在の264号線となりました。

年表

1971年（昭和46年）4月30日：国道50号の旧道が県道へ格下げられ、県道小山結城線（小山市 - 結城市、茨城県区間：整理番号387）として認定。
1995年（平成7年）3月30日：茨城県区間で整理番号が387から現在の264に変更。
2004年（平成16年）3月22日：結城市内の一部区間が、通行する車両の高さ制限が4.1mに指定。

路線状況

小山市内では、栃木県道265号粟宮喜沢線との交差点（結城街道入口交差点）で朝夕を中心に激しい渋滞が発生していました。この渋滞を緩和するため、2005年（平成17年）にバイパス部（本郷工区）が開通しました。
また、JR宇都宮線を跨ぐ跨線橋の架替工事も行われ、2007年（平成19年）に新跨線橋が供用開始されました。以前はクランク状の箇所がありましたが、2009年（平成21年）に旧橋の撤去と再架橋により解消されています。

さらに、栃木県道33号小山環状線との交差点（犬塚交差点）も朝夕に渋滞が発生しやすい場所です。犬塚交差点から結城方面へは急な勾配があるため、見通しが悪く事故も多く発生しています。

茨城県内の結城市小田林から結城市結城の区間は、災害時の緊急輸送路として、電柱の設置が制限されています。

別名

結城街道
祇園城通り

小山市の中心部では「祇園城通り」という愛称が付けられており、国道4号交点から観晃橋までの区間が該当します。

地理

通過する市町村

栃木県：小山市
茨城県：結城市

交差する道路

栃木県道31号栃木小山線（小山市）
国道4号小山バイパス（小山市）
栃木県道265号粟宮喜沢線（小山市）
栃木県道339号小山下野線（小山市）
栃木県道33号小山環状線（小山市）
新4号国道（国道4号バイパス）（結城市）
茨城県道17号結城野田線（結城市）
茨城県道35号宇都宮結城線（結城市）
茨城県道302号結城停車場線（結城市）
茨城県道204号結城二宮線（結城市）

沿線

弘経寺（結城市結城）
健田須賀神社（結城市結城）

脚注

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

栃木県の県道一覧
茨城県の県道一覧

外部リンク

栃木県県土整備部
栃木土木事務所（小山市区間の道路の管理事務所）
茨城県土木部
筑西土木事務所（結城市区間の道路の管理事務所）

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