栄町 (青森市)

栄町 (青森市)

栄町（さかえまち）は、青森県青森市に位置する地名であり、現行行政地名としては栄町一丁目と栄町二丁目が存在します。郵便番号は030-0903です。

地理

青森市の中心市街地の東部に位置し、北東は合浦、南東は浪打、南は花園、南西は堤川を挟んで松原、西は同じく堤川を挟んで堤町、北西は茶屋町と隣接しています。南北の幅は約200mから100m、東西の幅は1kmを超える細長い形状をしており、西側の栄町一丁目と東側の栄町二丁目で構成されています。

国道4号を跨ぐように位置し、中小の商店が多く見られます。堤橋から堤川を西側から渡ると、国道4号沿いに浪打銀座通り手前まで続いています。南側には東北本線の旧線路跡地を利用した１号遊歩道があり、特に堤川から450mほどの区間は「文芸のこみち」として1995年7月7日に開園しました。この道沿いには、淡谷のり子や太宰治など、青森県出身の著名人の碑が14基建てられています。

歴史

江戸時代には、津軽郡造道村の一部でした。

1871年（明治4年） - 字浪打の南部に帰農士族が移住し、浪打新町と呼ばれました。
1872年（明治5年） - 火災に見舞われた諏訪神社が、堤川の中洲から字浪打（現在の栄町）に移転しました。
1876年（明治9年） - 明治天皇の巡幸に際し、堤橋から東へ向かう新道が建設され、浪打新町が街道沿いとなり、新茶屋町とも呼ばれるようになりました。それに対し、北側に位置する古くからの茶屋町は古茶屋町と呼ばれるようになりました。
1883年（明治16年） - 浪打新町が造道村から分離し、栄町となりました。
1889年（明治22年）4月1日 - 栄町は、造道村字浪打とともに青森市に編入されました。
1926年（大正15年）7月10日 - 大火が発生。栄町裏通りは協成女学校を残して焼失しました。
1966年（昭和41年）6月1日 - 青森市東部地区の住居表示実施により、栄町の一部が栄町一丁目・二丁目となりました。
1969年（昭和44年）11月1日 - 青森市練兵町地区の住居表示実施により、栄町の一部が花園二丁目に組み込まれました。

施設

東消防署
青森栄町郵便局
阿弥陀寺
成田山青森寺
諏訪神社

関連項目

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