栄駅 (兵庫県)

栄駅

神戸電鉄粟生線にある栄駅は、兵庫県神戸市西区押部谷町栄字北万覚に位置しています。駅番号はKB46です。のどかな田園風景が広がる地域にありながら、周辺には住宅地や商店も存在する、地域に密着した駅です。

駅の歴史

栄駅は1937年（昭和12年）、三木電気鉄道によって木津駅と押部谷駅間に開業しました。隣接する木幡駅も同日に開業しています。その後、1947年（昭和22年）には神戸有馬電気鉄道との合併を経て、神有三木電気鉄道（後の神戸電鉄）の駅となりました。1952年（昭和27年）には電鉄栄駅に改称されましたが、1988年（昭和63年）には再び栄駅に戻っています。1979年（昭和54年）には駅舎が新築されました。長い歴史を持つ駅であることがわかります。

駅の構造

栄駅は相対式2面2線のホームを持つ地上駅です。駅舎は下りホーム側に位置し、上りホームへは構内踏切を利用して移動します。かつては駅舎がなく、1979年の新築で現在の駅舎が完成しました。

駅には駅務遠隔システムが導入されており、センター駅からの遠隔操作によって、自動券売機、自動改札機、自動精算機、TVカメラ、インターホン、シャッターなどが管理されています。そのため、駅員は常駐しておらず、巡回による対応となっています。駅構内には売店などは設置されていませんが、駅南側の美容室で割引乗車券の委託販売が行われています。

利用状況

2022年度の1日あたりの乗車人員は約564人です。近年は、周辺地域の開発状況や社会情勢の変化に応じて、利用状況に変化が見られる可能性があります。

駅周辺

栄駅周辺は、住宅地と田園風景が混在する落ち着いた地域です。駅前に商店がいくつかあり、生活に必要な施設は比較的揃っています。徒歩圏内には桜が丘や月ヶ丘などの新興住宅地も広がり、近年は住宅地の拡大もみられます。

主な周辺施設としては、神戸市立神港高校第2グランド（野球部専用）、神姫ゾーンバス本社などがあります。

バス路線

駅周辺にはバス路線も整備されており、栄駅前と栄駅西の2つの停留所があります。神姫バスなどの路線バスが運行しており、周辺地域へのアクセスを容易にしています。

隣の駅

栄駅は、地域住民の生活に密着した、歴史と静けさを併せ持つ駅です。周辺環境の変化とともに、駅もその役割を変化させながら、地域の生活を支えています。

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