栗山礼行

栗山 礼行（くりやま れいこう）

栗山礼行は、1907年3月10日に大阪府で誕生し、1994年1月22日に亡くなった昭和時代の著名な労働運動家、実業家、政治家であった。彼は衆議院議員としても活動し、長いキャリアを持っていた。

幼少期と教育

栗山は大阪実践商業学校で学び、思春期から社会の動きに敏感な少年であった。学業を終えた後、彼は陸軍に入隊し、兵長として任務に就いたが、除隊後は平和な生活を求めて新たな道を歩み始めた。

労働運動への参加

戦後日本の再建を目指す中で、栗山は日本大衆党に加入する。彼は大阪一般労働組合において主事、争議部長を務め、労働者の権利拡充に尽力した。また、栗山電機工業や船場自動車事業を設立し、社長として企業経営にも携わった。

政治活動の展開

栗山はその後、日本社会党に参加し、党内でさまざまな役職を務める。大阪府連合会の執行委員や総務局長などを歴任し、政治活動を通じて労働者の生活向上に貢献する姿勢を貫いた。彼はまた民主社会党（民社党）の創立メンバーにも名を連ね、同党の大阪府連合会で書記長や委員長としての役割を果たした。

議員としてのキャリア

1960年11月には民社党公認で衆議院議員総選挙に大阪府第4区から立候補するも次点で落選。しかし、1963年11月には第30回総選挙で初当選を果たし、その後の第31回でも次点で落選するものの、1969年12月に第32回総選挙で再選を遂げる。このように、彼は衆議院議員として通算2期を務め、数々の党内役職での実績を重ねた。

栗山は民社党中央執行委員、青年対策委員長、国民運動対策委員長、万国博覧会等々、多くの重要な委員会の役割を推進し、政治と社会に広範な影響を及ぼした。これらの活動を通じて、彼は労働者の権利拡充と社会民主主義理念の推進に尽力した。

最後の年

その後、第33回総選挙に立候補したが、残念ながら再び落選。その後、彼は政界から退いたが、その思想や行動は多くの人々に影響を与え続けた。栗山礼行は、生涯を通じて社会の公正を求め、労働者の権利を守るために尽力した人物であり、彼の功績は後の世代に語り継がれている。

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