栗田雄介

栗田雄介（くりた ゆうすけ）は、1980年8月23日生まれ、千葉県出身の元プロ野球選手です。左投げ左打ちの投手として、そのキャリアをスタートさせました。

プロ入り前

千葉工業高校から千葉工業大学（土木工学科）に進学。大学卒業後は、社会人野球の宮城建設に入社しましたが、チームが1年で廃部となります。このことがきっかけとなり、プロ野球選手を目指すことになります。

大阪近鉄バファローズ時代

2003年、栗田は大阪近鉄バファローズの入団テストに合格し、同年のドラフト会議で7位指名を受け入団。この年、近鉄は球団として最後のドラフト指名となり、歴史的な瞬間に立ち会うことになりました。

オリックス・バファローズ時代

2004年には、シーズン最終戦で一軍デビューを果たします。しかし、2005年に球団合併と分配ドラフトを経てオリックス・バファローズに移籍。故障の影響もあり、思うように登板機会を得られず、自由契約となります。

台湾プロ野球への挑戦

2006年には、関西メディカルスポーツ学院に入学し、野球への情熱を再び燃やします。同年のオフには、12球団合同トライアウトに参加しましたが、NPBへの復帰は叶いませんでした。2007年、台湾のプロ野球チームである興農ブルズにテスト入団。チームには井場友和選手も在籍しており、異国の地でプレーすることになりました。

ロッテでの活躍

2007年、12球団合同トライアウトを受験後、千葉ロッテマリーンズの入団テストを受けましたが、残念ながら不合格となります。しかし、その後の2008年から2018年までの11年間、ロッテで打撃投手としてチームを支え続けました。2009年のワールド・ベースボール・クラシック第2回大会では、宮崎合宿から第1ラウンドまで打撃投手を務め、国際舞台でもその力を発揮しました。2019年からは、マリーンズアカデミーのコーチとして、次世代の育成に力を注いでいます。

選手としての記録

NPBでの初登板は2004年9月27日、対オリックス・ブルーウェーブ戦（Yahoo!BBスタジアム）でした。この試合で5回裏に3番手として救援登板し、1回を1失点（自責0）に抑えました。また、同じ回に相川良太選手から初奪三振を記録しています。

背番号

2004年：68
2005年：98
2007年：24
2008年 - 2019年：102（打撃投手）

関連情報

千葉県出身の人物一覧
千葉工業大学の人物一覧
大阪近鉄バファローズの選手一覧
オリックス・バファローズの選手一覧
松坂世代

外部リンク

個人年度別成績 栗田雄介 - NPB.jp 日本野球機構
選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
選手の各国通算成績 CPBL

もう一度検索