根尾村立長嶺小学校

根尾村立長嶺小学校の歴史と変遷

根尾村立長嶺小学校（ねおそんりつ ながみねしょうがっこう）は、岐阜県本巣郡根尾村、現在の本巣市に位置していた公立小学校です。この学校は1995年に廃校となりましたが、その歴史は1875年にまで遡ります。

校区と廃校の経緯

長嶺小学校は根尾村の北部に位置し、地域の児童たちに教育を提供していました。廃校となった後でも、校舎は2010年頃まで「生涯学習施設ながみね」として利用され、教育資源として地域に貢献していました。

学校の歴史的沿革

1875年の明治8年には、門脇村において門脇学校が誕生しました。この学校は、長嶺村を始め、市場村、神所村、中村、天神堂村、長島村、黒津村、越波村に住む児童たちが通う場所として設立されました。1881年には、その校名が長嶺簡易科小学校に改称され、通学する生徒の地域も多少の変遷がありましたが、依然として近隣村から多くの児童が集まりました。

1890年には長嶺尋常小学校に変更され、さらに1893年には仙厳尋常小学校と改称されました。1897年4月には、周辺の村が合併し中根尾村が成立しました。この流れが続き、1904年には東根尾村、西根尾村と共に根尾村が成立しました。

1905年には、能郷簡易科小学校が統合され、同時に長嶺尋常小学校へと名称が再度改称されました。1916年には能郷分教場も設置され、地域の教育機関としてさらに重要な役割を果たしました。

1937年には長嶺尋常高等小学校に改称し、その後1941年の4月1日には長嶺国民学校へと改名されました。1947年には根尾村立長嶺小学校に再び名前を変更し、根尾中学校の長嶺分校を併設しました。

統合と廃校

1964年には根尾中学校の長嶺分校が廃止され、1970年4月には黒津小学校を統合。その後、旧黒津小学校は黒津分校として運営され、いくつかの分校が管理されましたが、1971年には黒津分校が休止し、能郷分校や大河原分校が廃止されることになりました。

1985年には、黒津分校と越波分校が廃校となり、学校の役割が縮小していきました。最終的に1995年には、樽見小学校と統合される形で根尾村立長嶺小学校はその役目を終えました。

まとめ

根尾村立長嶺小学校の歴史は、地域教育における重要な役割を持ちながらも、時代の変遷と共に変わっていきました。廃校後も地域のための施設として利用されるなど、その存在を忘れられることはありませんでした。この学校の歴史を知ることで、地域社会における教育の役割を再認識することができるでしょう。

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