根本朋久

根本 朋久（ねもと ともひさ）

基本情報

• - 生年月日: 1986年3月21日
• - 出身地: 福島県本宮市
• - ポジション: 投手
• - 投打: 左投左打

来歴と人物

根本朋久は小学校4年生の頃に和田スポーツ少年団でソフトボールを始め、その後白沢村立白沢中学校を経て、帝京安積高校に進学しました。高校では1年生の秋からベンチ入りを果たし、3年生の夏には背番号10を背負って県大会で16強に進出しました。さらに横浜商科大学に進学後は、2年生の春からベンチ入りし、4年生の春には「ハマのドクターK」として注目を集めました。彼は日米大学野球の日本代表に選出され、神奈川大学野球連盟で最優秀投手に選ばれるなどの実績を残しました。

2007年のプロ野球ドラフト会議では、千葉ロッテマリーンズから3巡目で指名され、プロの世界に足を踏み入れました。

プロ入り後

プロ入り初年度の2008年には、中継ぎ（主に左のワンポイント）として25試合に登板。当初は順調なスタートを切りましたが、その後2年間は不振に見舞われ、登板数が大幅に減少しました。2010年オフには、山本一徳や高口隆行との交換トレードで北海道日本ハムファイターズに移籍することとなります。

しかし、キャリアの節目となる2014年10月3日には戦力外通告を受け、12月2日には自由契約として公示されました。これによりプロとしてのプレイヤー生活が終わりを迎えました。

選手としての特徴

根本はスリー・クォーターの投球フォームを持ち、そのボールの出どころが見えにくい特性がありました。彼の投球スタイルは、最速140km/h台後半の速球を駆使し、スライダー、カットボール、チェンジアップを巧みに操ることで知られていました。これにより、彼は多くの三振を奪う能力を有していました。

詳細な記録

• - 初登板: 2008年4月11日、対北海道日本ハムファイターズ戦にて救援登板
• - 初奪三振: 2008年4月19日、坂口智隆から空振り三振を記録
• - 初ホールド: 2008年5月7日、対オリックス・バファローズ戦での無失点の救援
• - 初勝利: 2009年9月23日、対福岡ソフトバンクホークス戦で記録

その他の特筆すべき記録

• - 2008年5月20日、読売ジャイアンツ戦にて1球で敗戦投手となり、史上19人目にして20度目の記録を達成。

また、彼の使用していた背番号は、2008年から2010年までの期間は28、2011年から2014年までは32でした。

まとめ

根本朋久は、福島県本宮市出身の左腕投手としてプロ野球界で一定の成果を残した選手です。大学での活躍を経てプロ入りし、しばらくはロッテに所属した後、ファイターズに移籍し、彼の球歴を築きました。プロでのキャリアは短かったものの、その投球スタイルと特性は多くの記憶に残る存在となりました。

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