根本泰彦

根本 泰彦（ねもと やすひこ）

根本 泰彦は1958年に福島県で生まれた日本の俳優、声優、演出家です。現在はテアトル・エコーに所属し、数多くの作品でその才能を発揮しています。

経歴

彼の幼少期は非常に内気で、「人前に出ることは勘弁してください」と言う性格でしたが、テレビの人形劇に強い興味を抱いていました。特に『ひょっこりひょうたん島』を愛好しており、将来は人形師になりたいと思っていました。彼は人形劇団に参加し、子どもたちの笑顔を生み出す仕事ができることを夢見ていました。

大学在学中、児童文化研究会に参加。文化財パートでは主に演出家として活躍しました。メンバーが少なかったため、自然と出演者としても活動するようになり、その中で「実は嫌いじゃないかもしれない」という気持ちに気づきます。人形劇への熱意が高まり、後輩に教える立場になると、「何も知らないのに教えられない」と感じ、舞台を観るようになりました。劇団俳優座のポスターを見つけ学校巡演での初演作品『ブンナよ、木からおりてこい』を体験し、貨物も演じた劇団青年座に憧れるようになります。最終的には慶應義塾大学を中退し、劇団青年座養成所で演技を磨いた後、1984年にテアトル・エコーに入団しました。

人物

根本の方言は福島弁で、主に声優活動を中心に多忙な日々を送っています。特に多くの海外ドラマや映画の吹き替えを手がけており、パトリック・デンプシーやサイモン・ペッグの声も担当しています。また、ディズニー映画『ライアンを探せ!』を皮切りに、数多くの作品で日本語吹き替えを行っています。趣味は散歩で、発泡スチロールを使った仏師の技を特技にしています。

出演作品

根本は、舞台や映画、ドラマ、アニメと幅広いジャンルで活躍しています。舞台では『シルビアの結婚』や『涙で頬は傷だらけ』などに出演し、映画では「アイ・アム・サム」や「インディ・ジョーンズ」シリーズに名を連ねています。アニメでは『トイ・ストーリー3』や『アナと雪の女王』でも声を担当しています。さらに、彼はテレビアニメや特撮、ゲーム関係の作品にも多く関与しており、その多才なスタイルが彼の大きな魅力となっています。

ナレーションとラジオ

NHK教育テレビでの『高校講座情報A』にナレーションとして参加し、他にもラジオドラマやCDにおいても彼の声は多くのリスナーに親しまれています。

根本 泰彦は、その豊かな経験と技術を生かして、今後も様々な舞台で多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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