根津町

根津町（ねづまち）

概要

根津町は、かつて愛知県名古屋市中区に存在した地名です。現在の名古屋市中区大須一丁目の一部にあたります。この町は、明治時代から昭和にかけて、名古屋市の発展とともに変遷を遂げました。

歴史

成立

1878年（明治11年）に名古屋区根津町として成立しました。当時の名古屋は、近代化に向けて急速な変化を遂げており、根津町もその流れの中で誕生しました。

名古屋市への編入

1889年（明治22年）10月1日、名古屋市の成立に伴い、根津町は名古屋市根津町となりました。これにより、根津町は名古屋市の一部として、都市計画や行政サービスの対象となりました。

中区への編入

1908年（明治41年）4月1日、名古屋市の区制施行により、根津町は中区に編入され、名古屋市中区根津町となりました。中区は、名古屋市の中心部として商業や文化の中心地としての役割を担っており、根津町もその影響を受けながら発展していきました。

消滅

1969年（昭和44年）10月21日、根津町は全域が中区大須一丁目に編入され、その歴史に幕を閉じました。これにより、根津町という地名は地図上から姿を消しましたが、その歴史は名古屋市の発展の一部として語り継がれています。

地名の変遷

1878年（明治11年）：名古屋区根津町として成立
1889年（明治22年）10月1日：名古屋市根津町となる
1908年（明治41年）4月1日：名古屋市中区根津町となる
1969年（昭和44年）10月21日：中区大須一丁目に編入され消滅

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。

関連項目

* 名古屋市の地名

根津町は、短い期間ながらも名古屋市の歴史の中で重要な役割を果たした地名です。その変遷は、名古屋市の都市化の過程を物語る貴重な記録と言えるでしょう。

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