桂まん我

桂まん我（かつら まんが）

桂まん我は、日本の落語界で活躍する上方噺家であり、1971年12月2日生まれの兵庫県神戸市出身です。本名は永原淳（ながはらじゅん）で、米朝事務所に所属しています。彼は落語だけでなく、様々な場面での活動にも力を入れており、特に独演会や地域の文化行事に参加する姿勢で知られています。

人物と経歴

金沢大学工学部に在学中、桂まん我は落語研究会に所属し、落語の基礎を学びました。その後、1999年1月1日に4代目桂文我に入門し、同年5月には初舞台を踏みました。桂まん我は、桂吉朝や桂米左が復活させた「錦影絵」の継承や普及活動にも力を注いでおり、特に桂吉坊と共にその活動に尽力しています。

彼の独演会は「お笑いまん我道場」と題され、東京、名古屋、大阪、金沢などで開催されています。この活動は、多くのファンを魅了し、彼自身のスタイルを確立する一因となっています。また、彼の風貌が歌舞伎役者である6代目中村勘九郎に似ていることでも知られています。

両親が鳥取県若桜町出身であることから、同県の関西本部が実施する各種PRイベントにも積極的に参加しており、2012年には「とっとりふるさと大使」に任命されました。地方文化の振興にも貢献する姿勢は、彼の大きな魅力の一つです。

出演番組

桂まん我は、ラジオ番組でも活躍しています。KBS京都ラジオの「桂塩鯛のサークルタウン」では土曜日の8:30から11:55まで放送されるこの番組に出演中です。また、MBSラジオの「サンデーライブ ゴエでSHOW!」においても、リポーター代理として参加したことがあります。これらの活動を通じて、より多くのリスナーに落語の魅力を伝えています。

受賞歴

桂まん我の実力は、数々の受賞歴からも証明されています。2006年には「文化庁芸術祭」演芸部門の新人賞を受賞し、2008年には「咲くやこの花賞」を受賞しました。また、2011年には「平成23年度NHK新人演芸大賞」の落語部門でも大賞を受賞しています。これらの功績は、彼が日本の伝統芸能の振興に寄与する重要な存在であることを示しています。

桂まん我は、多才な活動を通じて落語を広めるだけでなく、地域の文化やPRにも積極的に関与しています。彼の今後の活躍が非常に楽しみです。

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