桂三度

桂三度（かつら さんど）

桂三度は、1969年8月27日に大阪府守口市で生まれた日本の落語家、お笑いタレント、放送作家です。彼の本名は渡邊 鐘（わたなべ あつむ）で、吉本興業に所属しています。落語界における存在感を高める一方、漫才コンビ「ジャリズム」の一員としても活躍してきました。

早年期と漫才キャリア

桂三度は、幼少期を守口市で過ごした後、滋賀県高島市に移り住みました。1991年に山下しげのりと漫才コンビ「ジャリズム」を結成し、ボケ担当として活動を開始しました。1998年のコンビ解散後は、放送作家として働くことに専念しますが、2004年にコンビが再結成し、自身も漫才師へ回帰しました。

その後、世界のナベアツ名義で知られるようになる彼は、「3の倍数と3が付く数字のときだけアホになります」という個性的なネタで広く認知されました。このスタイルは、彼の持ちネタとして確立し、幅広いファン層を獲得する要因となりました。

活動内容と転身

2011年には、落語の道を志し「ジャリズム」を再び解散し、桂三枝（現：六代桂文枝）の弟子として落語の修行を始めます。2012年には落語家として初めての高座に立ち、その後は専念して活動することになります。同年末に放送作家としての活動を休止し、落語家に専念します。

彼は、落語家としても成功を収め、2018年にはNHK新人落語大賞を受賞。この受賞は彼にとって大きなステップアップであり、落語界での確固たる地位を築くこととなりました。

人物とユーモア

桂三度は174cmの身長で、血液型はB型です。プライベートでは既婚であり、弟が一人います。彼のユーモアの源は、日常生活や自らの経験に由来しています。中学時代から柔道に打ち込み、放送作家としても、様々な人気番組に関与しながら、ネタを蓄えてきました。

特徴的なスタイル

桂三度の芸スタイルは、声色を使い分け、多彩なキャラクター演じることです。特に「葬式DJ」のネタでは、リアリティを伴った演技で観客を魅了しました。彼の落語の高座名「桂三度」は、姓の「渡」を三と度に分けたユニークな名前です。

また、彼はKARAのファンであり、趣味にはコレクションも含まれています。世界のナベアツ時代のギャグも現在でも一部は使用しており、ファンとのつながりを大切にしています。

最近では「桂三度」名義に変わってからも、様々なバラエティ番組に出演し続け、落語家としての活動を広げています。

主な出演作

桂三度はバラエティ番組だけでなく、ドラマや映画、CM、さらにはアニメ声優としても活躍してきました。中でも「爆笑レッドカーペット」や「脳内エステ IQサプリ」などの人気番組に登場し、広く認知されています。彼のキャリアは多岐にわたり、今後もさらなる成長が期待される一人です。

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