桂塩鯛 (4代目)

四代目 桂 塩鯛

基本情報

四代目 桂塩鯛（かつら しおだい、生年1955年）は、京都府出身の落語家であり、本名は山下眞史です。彼は米朝事務所に所属し、上方落語協会の理事としても活動しています。二代目桂ざこばの第一弟子であり、出囃子は「鯛や鯛」で知られています。

来歴

彼は京都市に生まれ、地元の学校を卒業した後、立命館大学の経営学部に入学したものの中退しました。1977年1月3日に桂朝丸の門下生として落語の道に入りました。当初、桂米朝や二代目桂枝雀に弟子入りを希望したものの、受け入れられることはありませんでした。その後、KBSラジオの番組「桂朝丸のモーニングサークル」の放送終了後に朝丸に弟子入りを志願し、特別な条件のもとに受け入れられることとなりました。

彼の初舞台は1980年、大阪府茨木市の雀の会で『宿屋町』を演じた際に行われ、名は桂都丸とし、出囃子は「猫じゃ猫じゃ」として、しっかりとした基盤を築きました。同年、テレビ番組『仮面ライダー（スカイライダー）』に出演し、特に子供たちの間で人気を得ました。その後も『朝のホットライン』などの番組にもリポーターとして参加して、幅広い活動を展開しました。1998年以降は、大阪成蹊大学で非常勤講師を務めました。

2010年に四代目桂塩鯛を襲名し、続けざまに独自のスタイルで落語の世界に新風を吹き込みました。

人物

塩鯛は熱烈な岡村孝子のファンであり、鉄道に対しても興味を持つ鉄道ファンでもあります。彼は大阪のプロ野球チームであるオリックス・バファローズのファンとして知られています。以前は巨人ファンでしたが、子供たちが応援するチームであることに気付き、近鉄ファンに転向しました。家庭では妻と2人の子供、さらに2人の孫を持つ家庭人です。肥満対策としては、13kgをダイエットし、2014年には体重75.1kgになりました。

ネタ

彼のネタには古典落語から新作落語まで多岐にわたります。古典としては「替り目」「らくだの葬礼」「桜の宮」などがあり、新作では六代桂文枝の作品を指した「鯛」「宿題」があります。

受賞歴

彼の長いキャリアの中で数々の受賞歴を持ちます。1983年の「ABC漫才落語新人コンクール」では最優秀新人賞を受賞し、1999年には「文化庁芸術祭賞」で最優秀賞を獲得しました。さらに2003年には「大阪舞台芸術奨励賞」、2018年には「文化庁芸術祭賞の優秀賞」を受賞しています。

出演歴

彼の活躍は多方面に及びます。特にテレビでは『仮面ライダー（スカイライダー）』の「がんがんじい」役や、リポーターとして『朝のホットライン』や『ちちんぷいぷい』にも出演しました。また、ラジオ番組では「桂塩鯛のサークルタウン」や「近鉄バファローズナイター」でパーソナリティを務めています。

まとめ

四代目 桂塩鯛は、独特なキャラクターと多彩な活動で、上方落語界において確固たる地位を築いている落語家です。彼の情熱は、舞台上での表現やテレビ、ラジオといったメディアで多くの人々に感動を与え続けています。

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