桂春団治 (4代目)

四代目 桂春団治

四代目 桂春団治（かつら はるだんじ、1948年7月20日 - ）は、大阪府寝屋川市出身の落語家。上方落語協会相談役であり、松竹芸能に所属しています。本名は山城 彰、出囃子は「野崎」です。

来歴

高校在学中に三代目桂春団治に弟子入りを志願。一度は断られるも、熱意が認められ入門を許されました。桂春章という高座名で初舞台を踏み、その後、四代目桂春之助に改名。「2時のワイドショー」ではミヤコ蝶々との掛け合いで人気を博しました。

1991年、交通事故で一時意識不明となる重傷を負いますが、奇跡的な回復を遂げ芸能界に復帰。1993年には桂春之輔と改名しました。2007年からは大阪市立大学で「大阪落語への招待」という講座を担当し、主任講師として後進の育成にも尽力しました。

2018年、四代目桂春団治を襲名。先代の名跡を守るという強い意志のもと、新たなスタートを切りました。襲名披露公演では、出囃子を先代と同じ「野崎」に変更しています。

人物

弟弟子の不祥事の際には、更生を支援するなど、面倒見の良さでも知られています。「春団治一門のフィクサー」とも呼ばれ、上方落語協会においても重要な役割を担い、落語界の発展に貢献しています。

演目

得意演目の一つに「死ぬなら今」があります。若い頃に三代目桂文我に稽古を申し込むも、「早すぎる」と退けられたというエピソードも。

弟子

二代目桂春之輔
桂咲之輔
* 桂寅之輔


四代目桂春団治は、その卓越した話芸はもちろんのこと、落語界全体を盛り上げようとする情熱、そして苦難を乗り越えてきた不屈の精神で、多くの人々を魅了し続けています。

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