桃太郎伝説 (アニメ)

『桃太郎伝説』のアニメ化の歴史

概要

『桃太郎伝説』（ももたろうでんせつ）は、ハドソンが制作した同名のRPGを原案としたテレビアニメです。このアニメは、1989年10月2日から1991年4月1日まで、テレビ東京系列で放送されました。全51話にわたり、『桃太郎伝説 PEACHBOY LEGEND』と『PEACH COMMAND 新桃太郎伝説』の2つのシリーズが続きました。

『桃太郎伝説 PEACHBOY LEGEND』の内容

アニメ『桃太郎伝説 PEACHBOY LEGEND』は、1989年から1990年まで放送された作品で、全51話が制作されました。毎週月曜日の18時30分から放送され、一部の昔話の主人公が登場しますが、原作ゲームとの直接の関連は薄く、新たに生み出されたオリジナルキャラクターやストーリーが数多く含まれています。特に目を引くのは、鬼と戦う際に身に着ける「変化テクター」というプロテクターの存在です。このアイデアは、アニメを通じて多様な商品展開にもつながりました。

終盤には、登場キャラクターたちがそれぞれのお供動物と合体し、さらなるパワーアップを遂げる「二段変身」の設定が盛り込まれました。この「変化テクター」は、関連商品としてプラモデルも販売されました。主な制作には、広告代理店であるI&Sが関与しており、彼らはハドソンのゲームに関わる広告を手掛けていました。

主な登場人物

桃太郎

本作の主人公で、「日本一 桃太郎」と名乗ります。通常、一人称は「私」または「僕」で、お供の動物たちから愛称で呼ばれます。変化する際には「桃変化!!」と唱えることで、プロテクターを身に着けます。

金太郎

桃太郎の仲間で、関西弁を話すキャラクターです。彼は金で問題を解決しようとする拝金主義者です。「マル金変化!!」と叫ぶことで変身を遂げます。

浦島太郎

知的で真面目な性格の浦島太郎は、鬼の目にも涙などのことわざを用いて話すことがあります。変身する際には、玉手箱を使います。

『PEACH COMMAND 新桃太郎伝説』の概要

『PEACH COMMAND 新桃太郎伝説』は、1990年から1991年にかけて放送され、全24話で構成されています。このシリーズは前作とは異なる世界設定で、太陽系を舞台にしています。ストーリーの中心には、カグヤ姫の存在があり、鬼幕府軍に捕まった彼女を救うため、桃太郎たちが冒険に出るという内容です。

まとめ

『桃太郎伝説』は、その豊富なキャラクターや斬新な変身設定で多くの視聴者の心を掴みました。数多くの玩具や商品展開も考慮され、放送終了後もその人気が衰えることはありませんでした。『桃太郎伝説 PEACHBOY LEGEND』と『PEACH COMMAND 新桃太郎伝説』は、いずれも日本のアニメ史に名を刻む重要な作品として記憶されています。

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