桃太郎電鉄20周年

『桃太郎電鉄20周年』は、2008年 12月18日にハドソンから発売されたニンテンドーDS向けのボードゲームで、桃太郎電鉄シリーズの第18作目です。この作品は、シリーズ20周年を祝う特別なものであり、数々の新機能やゲームモードが追加されています。

概要

本作では、初めてオンライン対戦モードが搭載され、全国のプレイヤーや友人とニンテンドーWi-Fiコネクションを通じて対戦が可能になりました。このオンライン機能により、遠くにいるプレイヤーともリアルタイムで競い合えるようになり、ゲームの楽しさがさらに広がりました。また、ボードのマップリニューアルが行われており、新しいルートや物件駅が多数追加されています。CMには、前作から陣内智則や若槻千夏、新たにお笑いタレントのはるな愛が起用されるなど、話題性もありました。

当初、2009年にはWii版も発売が予定されていましたが、開発中に本作とは異なる完全オリジナル作品に変更され、最終的に『桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻』として発売されることになりました。

ゲームモード

ひとりで桃鉄

このモードでは、1人のプレイヤーがコンピュータキャラクターと対戦します。主に『いつもの桃鉄』と『桃鉄3年決戦!』の2つのスタイルがあります。

- いつもの桃鉄: プレイする年数を1〜50年の間で選び、最終的な総資産を競います。
- 桃鉄3年決戦!: 初期資金1億円と急行周遊カードを持ってスタート。3年間の勝負で、独特のゲームバランスが組まれています。

みんなで桃鉄

こちらのモードでは2〜4人での対戦が行えます。「いつもの桃鉄」や「桃鉄3年決戦!」を通じた多様な遊び方が楽しめます。

- ワイヤレス対戦: 近くのプレイヤー同士が通信して対戦。
- Wi-Fi対戦: 遠くの友人やプレイヤーとオンラインで競い合う。
- 1台で対戦: 1台のニンテンドーDSで全員が交代でプレイします。

桃太郎ランド

このモードでは、3つのミニゲームがプレイ可能で、非常に楽しめるコンテンツとなっています。

前作からの変更点

本作では、プレイ人数が3〜4人に制限され、また上画面に全体マップ、下画面にメインマップとコマンドが表示される仕組みが採用されました。新キャラクター「ロシアンボンビー」の登場や、212駅に物件が分布する点、岡山駅に復活した桃太郎ランド（物件価格1兆円）など多くの新要素が盛り込まれています。特に、マイナスの資金状態でも「カード売り場駅」に到達すれば、徳政令カードがもらえるなど、プレイヤーに優しいシステムも魅力のひとつです。

ミニゲームの内容

本作に搭載されている「桃太郎ランド」で遊べるミニゲームは、以下の通りです:

- プープーオナラマン!: サツマイモを飛行中のオナラマンに当てるゲーム。制限時間内に多くの得点を狙います。
- 貧乏神の超瓦割り!: 瓦を割るタイミングを計って高得点を目指します。
- ぐるぐるJAPAN!: 指定された駅を見つける探しゲームで、正解を導くことで与えられるボーナスタイムも魅力です。

その他の情報

本作には、多数の新機能が盛り込まれており、シリーズとしても進化を続けています。霊的なキャラクターが登場したり、歴史上の偉人がサポートを提供したりするなど、プレイヤーに多様な体験を提供することを狙っています。さらに、本作のタイアップキャンペーンにより、特別なアイテムが得られたりもしました。これらの要素が組み合わさり、シリーズに一層の深みを与えています。

『桃太郎電鉄20周年』は、友人や家族と楽しむのに最適なゲームとして、多くのプレイヤーに愛されています。その新しい試みを体験して、桃太郎電鉄の世界を満喫しましょう。

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