桃組プラス戦記

桃組プラス戦記

『桃組プラス戦記』は、左近堂絵里による日本の漫画作品で、『月刊Asuka』から『コミックNewtype』へ移籍し連載されました。累計160万部を突破しており、日本昔話の「桃太郎」をベースにした、学園を舞台とするアクション満載の人情コメディです。

あらすじ

物語は、私立愛譚学園に転校してきた桃園祐喜が、自身が桃太郎の生まれ変わりであることを告げられるところから始まります。彼は前世で退治した鬼たちの呪いにより、18歳までに呪いを解かなければ命を落とす運命にあることが判明。祐喜は自らの幸せを取り戻すため、様々な困難に立ち向かいます。

登場人物

主要人物

桃園 祐喜（ももぞの ゆうき）

本作の主人公。トラブル吸引体質で、桃太郎の生まれ変わり。7匹の鬼の呪いを解くために奮闘します。覚醒具は「鬼美弾護」。

雉乃木 雪代（きじのき ゆきしろ）

桃太郎のお供の一人、雉の子孫。3人の中で一番獣基としての血が濃く、最初に覚醒しました。覚醒具・螺鈿（らでん）を持ちます。

高猿寺 咲羽（こうえんじ さわ）

桃太郎のお供の一人、猿の子孫。3人の中で2番目に覚醒し、一番攻撃力が高い。覚醒具・紅蓮（ぐれん）を持つ、今代の正獣基。

犬飼 雅彦（いぬかい まさひこ）

桃太郎のお供の一人、犬の子孫。3人の中で最後に覚醒。覚醒具・牙厳（がげん）を持つ。

鬼美（きび）

祐喜の覚醒具「鬼美弾護」の核となる存在。桃太郎のために成長します。

川原 涼一（かわはら りょういち）

桃太郎のお婆さんの生まれ変わり。性別が逆転して現代最高峰の縫い物のプロ「細工縫術師」です。

柴浦 清子（しばうら きよこ）

桃太郎のお爺さんの生まれ変わり。涼一と同じく性別が逆転しています。

椀野 針也（わんの しんや）

一寸法師の生まれ変わり。20歳までに3匹の鬼を倒さないと一生背が伸びません。覚醒具は針印刃（しんいんじん）の他、天印椀（てんいんわん）、天印箸（てんいんばし）を持ちます。

京野 桜子（きょうの さくらこ）

一寸法師に登場した姫の生まれ変わり。身長182cmで料理上手。覚醒具・打出の大槌（うちでのおおづち）を持ちます。

鬼

暮内 紅（くれうち こう）

「泣いた赤鬼」の生まれ変わり。クールだが優しい性格。

竜胆 宵藍（りんどう シャオラン）

紅の幼馴染で、「泣いた赤鬼」に登場した「青鬼」の生まれ変わり。

柳 裏葉（やなぎ うらは）

紅の友達で、緑鬼の生まれ変わり。ボーイ・ソプラノのソリスト。

白峰 涅人（はくほう くりひと）

白い鬼の生まれ変わりで鬼の棟梁。学園の人気者ですが、謎めいた一面も。

樗 桔梗（おうち ききょう）

「こぶとりじいさん」のモデルになった紫の牛鬼。重度のオタク。

撫子 鴇羽（なでしこ ときは）

「大工と鬼六」のモデルになった桜鬼の生まれ変わり。「言霊使い」です。

その他

羊原 こうじ（ひつじはら こうじ）

祐喜のクラスメイトで、干支「未」の生まれ変わり。超レアのスーパー「黄金福録獣」です。

白峰 白霓（はくほう しろにじ）

白鬼。鬼の護り手。双児の兄・白霓から白鬼の座を渡された黒鬼。

「声」

全ての『鬼』を作り、また愛譚学園も造った謎の「声」。本作の黒幕。

その他登場人物

蟹江くん、巴 悠歌、此堀ほおち、葛篭しょう、兼行忠信、野槌鐘女、野槌笑男、高円寺先生、機 美鶴、暦先生、円周 率、猛ヶ丘 勇、華小金井 文子、凪、フレイア＝アイン、パトリシア＝レヴィ、ショコラ＝レッフェル、エイス、魔女、人魚姫など。

用語解説

生まれ変わり: 歴史的な人物や昔話の登場人物を前世に持つ人々。
獣基: 生まれ変わりの中でも、動物の血を引く戦う力を持つ者たち。
覚醒具: 自分が生まれ変わりだと覚醒した時に得る特別な品物。
鬼: 桃太郎や一寸法師に出てくる鬼の生まれ変わり。
愛譚学園: 物語の舞台となる巨大学園都市。

書誌情報

左近堂絵里『桃組プラス戦記』角川書店→KADOKAWA〈あすかコミックス〉、既刊23巻
左近堂絵里『桃組プラス戦記イラスト集「八彩」』KADOKAWA

外部リンク

『桃組プラス戦記』左近堂絵里 - ウェイバックマシン
* 桃組プラス戦記 - コミックNewtype

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