桑原達秋
桑原 達秋（くわばら たつあき）は、1976年10月6日生まれ。現在は福井テレビジョン放送の社員として活動しており、かつては同局のアナウンサーを務めていました。フリーアナウンサーとして知られる桑原征平氏の長男にあたり、元フジテレビジョンディレクターの桑原菜穂子氏は実姉です。
兵庫県西宮市で生まれ育ち、血液型はA型。地元の西宮市立夙川小学校、苦楽園中学校を経て、兵庫県立西宮北高等学校を卒業しました。大学は近畿大学へ進学。父である桑原征平氏と同じくアナウンサーを目指し、生田教室でアナウンス技術を磨きました。
大学卒業後、2000年に福井テレビジョン放送にアナウンサーとして入社。福田布貴子氏とは同期にあたります。入社後は、主に報道や情報番組の担当として活躍しました。入社翌年の2001年4月からは、『おかえりサタデー』（後に『おかサタ』と改題）にレギュラー出演を開始。福田氏やスクラッチ田中氏らと共に番組を盛り上げました。2005年3月からは、平日夕方の情報番組『おかえりなさ〜い』で、月曜から水曜の夕方5時台のMCを担当し、福井の夕方の顔の一人となりました。
しかし、2007年1月からは体調を崩し、体重が著しく減少するなど健康上の問題を抱えたため、1年以上にわたり休職を余儀なくされました。この間は、実家のある西宮市などで療養生活を送りました。『おかえりなさ〜い』のMCは一時松下尚史氏が代役を務めましたが、2007年3月をもって正式に降板となりました。2008年6月には職場へ復帰を果たしましたが、2013年10月の人事異動を機に、アナウンサー職から広報部へ移り、アナウンサーとしては『シネマニアプラス』が最後に担当したレギュラー番組となりました。その後、総務部へ再異動しています。
現在は総務部に在籍しながらも、テレビ番組の出演者として活躍しています。2017年4月より始まった情報番組『日本全国福むすび』に「福むすび隊長」として出演。この番組は、『シネマニアプラス』降板以来、約3年半ぶりのレギュラー番組となりました。番組では、福井県内の特産品や伝統工芸品の生産現場を訪ねて取材し、それらを県外でのロケを通じて紹介する役割を担っており、福井の魅力を国内外に発信しています。また、番組のテーマソング「きみと福むすび」（歌唱：福むすびオールスターズ）では、「桑原隊長」名義で作詞も手掛けるなど、多方面で才能を発揮しています。
私生活では既婚者で、2015年には長男が誕生しています。姉の桑原菜穂子氏と義兄の柿内孝文氏（カメラマン）の間には3人の甥がいます。
達秋氏の「達秋」という名前には、父・征平氏の特別な思いが込められています。辰年の秋に生まれたことから、当初は「辰秋」という名を考えていた父ですが、関西テレビの番組で共演した人間国宝の漆芸家・木工家である黒田辰秋氏に相談したところ、黒田氏が快諾しつつも、「桑原辰秋」では字画の厂部が続くことを理由に、自身の名前をアレンジした現在の「達秋」という漢字を授けたというエピソードがあります。
ユニークな交友関係も知られています。お笑いタレントのTAIGA氏ははとこにあたり、両家の父親同士も水球部時代の同僚として親交がありました。また、ラグビー選手アマナキ・レレィ・マフィ氏の妻もはとこにあたります。
特に宮川大輔氏とは、幼少の頃からの長い親交があります。宮川氏の実父と達秋氏の父・征平氏が高校水泳部時代の同期生であった縁から、「たつ」「大ちゃん」と呼び合うほどの間柄です。この深い絆は番組でも披露されました。『日本全国福むすび』の放送開始5周年を記念した企画では、2021年4月3日・10日に福井ローカルで放送された越前海岸でのロケで、達秋氏と宮川大輔氏の番組初共演が実現。さらに、ロケ現場には達秋氏の父・征平氏と宮川氏の実父がサプライズで登場し、二世代にわたる交流が話題を呼びました。この共演は大きな反響を呼び、4月3日放送分はビデオリサーチの調査による福井地区での世帯平均視聴率が18.6%を記録。これは、福井テレビが制作した番組における当時の歴代最高視聴率であり、親子・友人同士の絆が生んだ快挙として大きな注目を集めました。
父・征平氏とのメディアでの共演エピソードもあります。征平氏が関西テレビを定年退職した翌日に放送された特別番組『さらば征平・最後の挑戦!』（関西ローカル）では、父に内緒で出演。父の若き日を振り返る再現VTRで、大学生時代の征平氏が熱中した水球のシーンにサプライズで登場し、父を驚かせました。また、征平氏が退職後にパーソナリティを務める朝日放送ラジオの番組『桑原征平粋も甘いも』にも出演経験があります。2019年5月29日の放送では、『日本全国福むすび』の企画で父が達秋氏へのサプライズゲストとして来県しており、その場で父から提案を受けて急遽出演が決まったという、サプライズ続きの経緯がありました。ラジオ番組での親子共演はこれが初めてで、大きな話題となりました。この時の様子は、『福むすび』でも後に放送され、親子間でのサプライズの応酬と絆が視聴者やリスナーに届けられました。
生まれ育った関西を離れ、福井での新生活を始めた当初は、現地の環境に馴染むのに苦労したという一面も。父・征平氏によれば、休日のたびに関西の空気を求めて特急列車などを乗り継ぎ、実家ではなく大阪・北新地へ直行していた時期もあったとのこと。しかし、福井テレビでのアナウンサー、そして社員としての経験を重ねるうちに、福井県への愛着は深まっていきました。アナウンス職を離れてからも県内での知名度は非常に高く、2020年11月には、福井市内で講演を行った父・征平氏が、研修対象者に達秋氏の認知度を尋ねたところ、参加者全員が知っていたというエピソードが、その高い知名度を物語っています。福井テレビの社員として、そして「福むすび隊長」として、福井の地で確固たる存在感を放っています。
兵庫県西宮市で生まれ育ち、血液型はA型。地元の西宮市立夙川小学校、苦楽園中学校を経て、兵庫県立西宮北高等学校を卒業しました。大学は近畿大学へ進学。父である桑原征平氏と同じくアナウンサーを目指し、生田教室でアナウンス技術を磨きました。
大学卒業後、2000年に福井テレビジョン放送にアナウンサーとして入社。福田布貴子氏とは同期にあたります。入社後は、主に報道や情報番組の担当として活躍しました。入社翌年の2001年4月からは、『おかえりサタデー』（後に『おかサタ』と改題）にレギュラー出演を開始。福田氏やスクラッチ田中氏らと共に番組を盛り上げました。2005年3月からは、平日夕方の情報番組『おかえりなさ〜い』で、月曜から水曜の夕方5時台のMCを担当し、福井の夕方の顔の一人となりました。
しかし、2007年1月からは体調を崩し、体重が著しく減少するなど健康上の問題を抱えたため、1年以上にわたり休職を余儀なくされました。この間は、実家のある西宮市などで療養生活を送りました。『おかえりなさ〜い』のMCは一時松下尚史氏が代役を務めましたが、2007年3月をもって正式に降板となりました。2008年6月には職場へ復帰を果たしましたが、2013年10月の人事異動を機に、アナウンサー職から広報部へ移り、アナウンサーとしては『シネマニアプラス』が最後に担当したレギュラー番組となりました。その後、総務部へ再異動しています。
現在は総務部に在籍しながらも、テレビ番組の出演者として活躍しています。2017年4月より始まった情報番組『日本全国福むすび』に「福むすび隊長」として出演。この番組は、『シネマニアプラス』降板以来、約3年半ぶりのレギュラー番組となりました。番組では、福井県内の特産品や伝統工芸品の生産現場を訪ねて取材し、それらを県外でのロケを通じて紹介する役割を担っており、福井の魅力を国内外に発信しています。また、番組のテーマソング「きみと福むすび」（歌唱：福むすびオールスターズ）では、「桑原隊長」名義で作詞も手掛けるなど、多方面で才能を発揮しています。
私生活では既婚者で、2015年には長男が誕生しています。姉の桑原菜穂子氏と義兄の柿内孝文氏（カメラマン）の間には3人の甥がいます。
達秋氏の「達秋」という名前には、父・征平氏の特別な思いが込められています。辰年の秋に生まれたことから、当初は「辰秋」という名を考えていた父ですが、関西テレビの番組で共演した人間国宝の漆芸家・木工家である黒田辰秋氏に相談したところ、黒田氏が快諾しつつも、「桑原辰秋」では字画の厂部が続くことを理由に、自身の名前をアレンジした現在の「達秋」という漢字を授けたというエピソードがあります。
ユニークな交友関係も知られています。お笑いタレントのTAIGA氏ははとこにあたり、両家の父親同士も水球部時代の同僚として親交がありました。また、ラグビー選手アマナキ・レレィ・マフィ氏の妻もはとこにあたります。
特に宮川大輔氏とは、幼少の頃からの長い親交があります。宮川氏の実父と達秋氏の父・征平氏が高校水泳部時代の同期生であった縁から、「たつ」「大ちゃん」と呼び合うほどの間柄です。この深い絆は番組でも披露されました。『日本全国福むすび』の放送開始5周年を記念した企画では、2021年4月3日・10日に福井ローカルで放送された越前海岸でのロケで、達秋氏と宮川大輔氏の番組初共演が実現。さらに、ロケ現場には達秋氏の父・征平氏と宮川氏の実父がサプライズで登場し、二世代にわたる交流が話題を呼びました。この共演は大きな反響を呼び、4月3日放送分はビデオリサーチの調査による福井地区での世帯平均視聴率が18.6%を記録。これは、福井テレビが制作した番組における当時の歴代最高視聴率であり、親子・友人同士の絆が生んだ快挙として大きな注目を集めました。
父・征平氏とのメディアでの共演エピソードもあります。征平氏が関西テレビを定年退職した翌日に放送された特別番組『さらば征平・最後の挑戦!』（関西ローカル）では、父に内緒で出演。父の若き日を振り返る再現VTRで、大学生時代の征平氏が熱中した水球のシーンにサプライズで登場し、父を驚かせました。また、征平氏が退職後にパーソナリティを務める朝日放送ラジオの番組『桑原征平粋も甘いも』にも出演経験があります。2019年5月29日の放送では、『日本全国福むすび』の企画で父が達秋氏へのサプライズゲストとして来県しており、その場で父から提案を受けて急遽出演が決まったという、サプライズ続きの経緯がありました。ラジオ番組での親子共演はこれが初めてで、大きな話題となりました。この時の様子は、『福むすび』でも後に放送され、親子間でのサプライズの応酬と絆が視聴者やリスナーに届けられました。
生まれ育った関西を離れ、福井での新生活を始めた当初は、現地の環境に馴染むのに苦労したという一面も。父・征平氏によれば、休日のたびに関西の空気を求めて特急列車などを乗り継ぎ、実家ではなく大阪・北新地へ直行していた時期もあったとのこと。しかし、福井テレビでのアナウンサー、そして社員としての経験を重ねるうちに、福井県への愛着は深まっていきました。アナウンス職を離れてからも県内での知名度は非常に高く、2020年11月には、福井市内で講演を行った父・征平氏が、研修対象者に達秋氏の認知度を尋ねたところ、参加者全員が知っていたというエピソードが、その高い知名度を物語っています。福井テレビの社員として、そして「福むすび隊長」として、福井の地で確固たる存在感を放っています。
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