桑山美術館

桑山美術館の概要

桑山美術館は愛知県名古屋市昭和区の山中町に位置する私立の美術館です。館長として初代の桑山清一が収集した貴重な絵画や美術品が多く展示されており、訪れる人々に日本文化の豊かさを伝えています。館内には日本画、茶道具を中心としたコレクションが揃えられており、日本の洋画や現代陶芸など多ジャンルにわたる作品が見られます。

この美術館の魅力は、ただ展示されている作品だけでなく、来館者がゆったりと過ごせる環境にもあります。広々とした展示室のほかに、美しい庭園や気軽に利用できる茶室、多目的ホールも完備されています。茶室や多目的ホールは有料で貸し出しを行っており、特別なイベントやプライベートな集まりにも利用されています。

所蔵品の紹介

桑山美術館が誇る所蔵品には、歴史の深い作品が多く含まれています。たとえば、細川幽斎筆の和歌短冊は桃山時代に遡り、古筆了佐による和歌短冊は江戸時代前期の貴重な一品です。また、李氏朝鮮期の金海州浜茶碗「白梅」や黄伊羅保茶碗「立田」といった、茶道具のコレクションも見逃せません。さらに、15世紀のタイの宋胡録柿香合など、多国籍な視点からも楽しむことができる美術品が多く揃っています。これらの作品は、いずれも来館者に日本の美術の幅広さを体感させてくれます。

利用案内

桑山美術館を訪れる際の利用情報は以下の通りです。学校の長期間の休暇、すなわち春休み、夏休み、冬休みの間は休館となります。また、定期的に休館日が設けられており、月曜日とその翌日、祝日の翌日もお休みです。開館時間は午前10時から午後4時までと、やや短めですが、その間にじっくりと展示を堪能することができます。入館料は一般が500円、中・高・大学生は300円のリーズナブルな価格で、気軽に訪れることができる料金設定となっています。

アクセス情報

桑山美術館へのアクセスは、名古屋市営地下鉄鶴舞線の川名駅2番出口から徒歩約8分で到着します。また、名古屋市営バスを利用する方は「山中」バス停から徒歩約3分でリンクしています。

美術館を訪れることで、日本の伝統美術や文化を深く理解することができる貴重な体験が得られます。美術館の多様な品々を通じて、訪問者は新たな視点や感動を得ることでしょう。多忙な日常から離れ、芸術の世界に浸るひとときを過ごすのに最適です。

もう一度検索