梧州市

梧州市（ごしゅうし）

梧州市は、中華人民共和国広西チワン族自治区の東部に位置する地級市です。東は賀州市、南は来賓市、貴港市、玉林市と接し、西は広東省肇慶市、雲浮市に隣接しています。

地理

梧州市は、広西チワン族自治区の東部に位置し、山々に囲まれた盆地のような地形が特徴です。市内を珠江の支流である西江が西から東へ貫流しており、古くから水運の要衝として栄えてきました。西江は、市内中心部までは潯江と呼ばれていますが、市街地で桂江と合流することで西江と名を変えます。この合流地点は、古くから交易の拠点として重要な役割を果たしてきました。

歴史

梧州市の歴史は古く、前漢時代の紀元前111年に蒼梧郡が設置されたことに始まります。郡の中心であった広信は、現在の広東省と広西チワン族自治区を合わせた両広という名前の由来となりました。唐代の621年には梧州が設置され、1927年には梧州市政府が成立しました。この地は、長きにわたり地域の中心として栄えてきたのです。

年表

1949年10月1日: 中華人民共和国広西省梧州専区が成立。蒼梧県、桂平県、藤県、岑渓県、平南県、容県が発足。
1950年1月: 蒼梧県の一部が分立し、梧州市が発足。
1950年6月: 梧州市が地級市に昇格。
1951年7月9日: 梧州専区が鬱林専区と合併し、容県専区の発足により消滅。
1953年3月7日: 容県専区蒼梧県の一部を編入。
1953年11月3日: 一区、二区、郊区、水上区を設置。
1955年9月2日: 一区、二区、水上区が郊区に編入。
1957年12月20日: 広西チワン族自治区の成立により、広西チワン族自治区梧州市となる。
1958年7月25日: 梧州市が梧州専区に編入され、県級市に降格。
1958年7月19日: 平楽専区蒙山県、昭平県、賀県、富鍾県、容県専区蒼梧県、藤県、岑渓県を編入し、梧州専区が成立。
1958年8月: 蒼梧県の一部が梧州市に編入。
1961年11月25日: 梧州市が地級市に昇格。
1962年3月27日: 富鍾県が分割され、富川県、鍾山県が発足。
1967年12月: 蒙山県の一部が桂林専区茘浦県に編入。
1970年: 蒼梧県の一部が梧州市蝶山区、白雲区に分割編入。
1971年: 梧州専区が梧州地区に改称。
1982年11月6日: 昭平県の一部が賀県に編入。
1983年8月30日: 富川県が自治県に移行し、富川ヤオ族自治県となる。
1983年10月8日: 蒼梧県が梧州市に編入。
1995年9月11日: 岑渓県が市制施行し、岑渓市となる。
1997年2月27日: 梧州地区が賀州地区に改称。岑渓市、藤県、蒙山県が梧州市に編入。
1962年3月27日: 万秀区、白雲区、鴛江区、蝶山区を設置。
1974年: 万秀区、白雲区、鴛江区、蝶山区を廃止。
1976年: 郊区を設置。
1979年1月22日: 郊区が分割され、万秀区、白雲区、鴛江区、蝶山区が発足。
1983年10月8日: 梧州地区蒼梧県を編入。
1984年6月23日: 白雲区、蝶山区の各一部が合併し、郊区が発足。白雲区の残部が万秀区に編入。
1984年9月8日: 万秀区の一部が分立し、白雲区が発足。
1984年9月11日: 鴛江区が蝶山区に編入。
1990年11月1日: 白雲区が万秀区に編入。
2003年1月2日: 郊区、蝶山区、蒼梧県の各一部が合併し、長洲区が発足。蒼梧県、郊区の各一部が万秀区に編入。郊区の残部および万秀区、蒼梧県の各一部が蝶山区に編入。
2013年2月8日: 蝶山区および万秀区の一部が合併し、万秀区が発足。蒼梧県の一部が分立し、竜圩区が発足。万秀区の残部が蒼梧県に編入。

行政区画

梧州市は、3つの市轄区、1つの県級市、3つの県を管轄しています。

市轄区

長洲区
万秀区
竜圩区

県級市

岑渓市

県

蒼梧県
藤県
蒙山県

交通

梧州市は、広西チワン族自治区の東部における交通の要衝であり、鉄道、道路、空路が整備されています。

空港

梧州長洲島空港

鉄道

南広線
益湛線

道路

南梧高速道路
広梧高速道路
* 桂梧高速道路

健康・医療・衛生

梧州市には、地域住民の健康を支える医療機関として、梧州市第三人民医院があります。

脚注

梧州市人民政府

時代が交差する騎楼の梧州

梧州観光（日本語）

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