梨郷駅

梨郷駅（りんごうえき）は、山形県南陽市竹原に位置する山形鉄道フラワー長井線の駅です。のどかな田園風景の中に佇むこの駅は、地域の住民にとって大切な交通拠点となっています。

歴史

梨郷駅は、1913年（大正2年）10月26日に長井軽便線の赤湯駅から当駅までの開通とともに開業しました。開業当初は終着駅でしたが、翌年の1914年（大正3年）11月15日には長井軽便線が長井駅まで延伸され、中間駅となりました。1922年（大正11年）9月2日には長井軽便線が長井線に改称され、国鉄長井線の駅となります。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本長井線の駅となりました。そして、1988年（昭和63年）10月25日に長井線は山形鉄道に移管され、フラワー長井線となりました。

年表

1913年（大正2年）10月26日：長井軽便線赤湯 - 梨郷間開通と共に開業
1961年（昭和36年）6月10日：貨物取扱廃止
1971年（昭和46年）10月1日：荷物扱い廃止。駅無人化。ただし、翌年3月31日までは（日曜・祝日を除く）6時から15時半まで旅客扱い要員を1名配置
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる
1988年（昭和63年）10月25日：山形鉄道へ移管
1999年（平成11年）7月5日：南陽市により現在の駅舎が建てられる

駅構造

梨郷駅は、単式ホーム1面1線の地上駅です。かつては島式ホーム1面2線を有していましたが、駅舎側の1線が撤去され、その跡地は土で埋められています。そのため、列車がホームに進入する手前で線路が曲がっているのが特徴です。旧来の駅舎は長井線では標準的なものでしたが、現在は撤去され、1999年（平成11年）に南陽市が建てたログハウス風の小さな待合所が駅舎として利用されています。

利用状況

梨郷駅の1日平均乗車人員は下記の通りです。
(具体的な乗車人員データは省略)

駅周辺

駅周辺は田園地帯が広がる梨郷地区に位置しています。水田の中に、市役所の出張所や学校などが集まっており、梨郷地区の玄関口としての役割を担っています。駅から南方向に300メートルほど進むと国道113号に出ることができます。

隣の駅

山形鉄道
■フラワー長井線
* おりはた駅 - 梨郷駅 - 西大塚駅

梨郷駅は、地域の歴史と人々の生活を見守りながら、今日も列車を迎え入れています。

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