森トラスト・ホテルズ&リゾーツ

森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社は、森トラストグループの一員として、日本全国で多岐にわたるホテルやリゾート施設の運営を手掛けています。その歴史は、1973年に設立された森ビル観光株式会社に遡ります。その後、社名変更や事業再編を経て、2013年に現在の森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社となりました。

同社は、長年にわたり「ラフォーレ倶楽部」ブランドを中心に、リゾートホテルやゴルフ場を運営してきました。近年では、外資系ホテルブランドとの提携を強化し、特にマリオット・インターナショナルとの連携を深めています。

マリオットホテルへのリブランド

森トラスト・ホテルズ&リゾーツは、既存のラフォーレホテルズ&リゾーツの施設を、マリオットブランドにリブランドする動きを積極的に進めています。これにより、国際的なホテルネットワークを活用し、より質の高いサービスを提供することを目指しています。具体的なリブランド例としては、以下の施設が挙げられます。

東京マリオットホテル: 2013年12月にオープン。
軽井沢マリオットホテル: 2016年7月にオープン。
伊豆マリオットホテル修善寺: 2017年7月オープン。
富士マリオットホテル山中湖: 2017年7月オープン。
琵琶湖マリオットホテル: 2017年7月オープン。
南紀白浜マリオットホテル: 2017年7月オープン。

これらのホテルは、マリオットブランドの国際的な基準に沿ったサービスを提供し、国内外からの観光客に快適な滞在を提供しています。

その他の運営施設

森トラスト・ホテルズ&リゾーツは、マリオットブランド以外にも、多様なホテルやリゾート施設を運営しています。以下に主な施設を挙げます。

コートヤード・バイ・マリオット: 東京ステーション、新大阪ステーション、白馬に展開。
翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都: 京都の歴史と文化を感じられる高級ホテル。
ウェスティンホテル仙台: 仙台市内にある高層ホテル。
ラフォーレ蔵王リゾート&スパ: 現在は休館中。
リゾートホテル ラフォーレ那須: 那須の自然を満喫できるリゾートホテル。
ラフォーレ倶楽部 箱根強羅 湯の棲: 箱根の温泉を楽しめるリゾートホテル。
ラフォーレ倶楽部 伊東温泉 湯の庭: 伊東の温泉を楽しめるリゾートホテル。
ラフォーレ修善寺&カントリークラブ: 修善寺の自然に囲まれたリゾートホテルとゴルフ場。
ホテルインディゴ長崎グラバーストリート: 2024年12月開業予定の西日本初のホテルインディゴ。

これらの施設は、それぞれ独自の特色を持ち、多様なニーズに応えることができるよう努めています。

その他の事業

同社はホテルやリゾート施設の運営に加え、以下の事業も展開しています。

TIC TOKYO（観光インフォメーションセンター）: 都内にある観光情報センター。
* トラストシティカンファレンス: 丸の内、京橋、仙台、新大阪に展開する貸会議室。

これらの施設は、ビジネスシーンにおいても重要な役割を果たしており、都市部の活性化に貢献しています。

今後の展望

森トラスト・ホテルズ&リゾーツは、今後も国内外の主要ホテルブランドとの連携を強化し、より質の高いサービスを提供することを目指しています。また、新しいホテルの開業やリブランドを通じて、多様な顧客層のニーズに応えていく方針です。特に、地域ごとの特色を活かしたホテル開発に力を入れ、国内外の観光客を惹きつける魅力的な施設づくりを目指しています。

まとめ

森トラスト・ホテルズ&リゾーツは、日本のホテル業界において重要な役割を果たしている企業の一つです。その多様な施設ラインナップと、外資系ホテルとの提携によるブランド力の強化は、今後の成長をさらに加速させるでしょう。同社の今後の展開に注目が集まります。

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