森ノ宮電車区

森ノ宮電車区について

森ノ宮電車区（もりのみやでんしゃく）は、府大阪市城東区森之宮に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）の乗務員が所属する重要な組織です。この電車区は、歴史的にも長い間、大阪環状線や桜島線で運用される車両の基地として機能してきました。

沿革

森ノ宮電車区は1960年に淀川電車区森ノ宮派出所として設立され、その翌年に独立し、現在の名称である森ノ宮電車区に改称されました。これにより、この地は乗務員の活動拠点としての地位を確立しました。
2012年6月1日に行われた組織改正では、検修部門が分離され、乗務員のみが所属する形となりました。これによって、輸送業務の効率化が図られました。

電車区の位置と近隣施設

本区は大阪環状線の森ノ宮駅と大阪城公園駅の間に位置し、大阪メトロの森之宮検車場が隣接しています。この地理的な利点は、運行管理やメンテナンス業務においても有利に働いています。

過去の派出所

ここの電車区には、かつて放出派出所が存在しました。放出派出所は大阪府東大阪市川俣に位置し、片町線の近くにありました。ここでは、網干総合車両所所属の車両が運用されていましたが、後にその役割は別の派出所に移管されました。

車両と運用

2023年現在、森ノ宮電車区に配置されている車両は、主に大阪環状線や桜島線で使用されます。以下は、主な配置車両です：

• - 103系電車：USJラッピングが施された列車も過去に存在しましたが、現在は323系電車に置き換わっています。
• - 201系電車（128両）：網干総合車両所から転入し、運用されていましたが、その後323系に全て置き換えられました。
• - 323系電車：この車両は2016年から運用開始され、古くなった103系や201系をすべて置き換えました。
• - クモヤ145形電車：事業用の牽引車1両が配置されています。

組織の略号

電車区の車両には略号が記されています。国鉄時代は「大モリ」として知られ、JR発足後は「近モリ」と改称されました。その後、組織の改正により「本モリ」や「大モリ」と順次名称が変更されていき、最終的には「近モリ」に落ち着きました。

現在の乗務範囲

森ノ宮電車区の乗務範囲は以下のようになります：

• - 大阪環状線：全線
• - 桜島線（JRゆめ咲線）：全線
• - 関西本線（大和路線）：加茂駅からJR難波駅まで
• - おおさか東線：大阪駅から久宝寺駅まで

以上が森ノ宮電車区の概要や歴史、そして現在の運用についての詳細です。この電車区は長年にわたり、地域の鉄道運行を支えてきた重要な役割を果たしています。今後も安全かつ快適な輸送サービスを提供していくことでしょう。

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