森公美子

森公美子について

森公美子（もり くみこ、1959年7月22日生まれ）は、宮城県仙台市出身の日本のミュージカル歌手、タレント、女優、声優として知られています。彼女の愛称は「モリクミ」です。2022年からは有限会社もりくみSHOW店に所属し、多方面で活躍しています。

生い立ちとキャリアの始まり

森は青森県出身の父と宮城県出身の母の間に生まれました。彼女は宮城学院中学校・高等学校を卒業し、14歳のとき、ハワイでサラ・ヴォーンの歌声に衝撃を受けて、音楽の道を志しますが、地元にジャズの専門学校がないため、昭和音楽短期大学に入学しクラシックを学びました。そこで中島啓江と親交を深め、彼女の音楽への情熱をさらに育みました。

卒業後は二期会オペラスタジオに入所しますが、自身の実力不足に気づき、100万円を親に出資してもらいイタリアのミラノに留学、オペラのレッスンを受けます。ある日、ロンドンでミュージカル『マイ・フェア・レディ』を観て感銘を受け、オペラからミュージカルへの転向を決意します。

プロの舞台デビュー

1982年にはオペラ『修道女アンジェリカ』でデビューし、1年後には東宝ミュージカル『ナイン』でミュージカルデビューを果たします。「バック転できる？」とのオーディションを経て、その特技を活かしながら出演が決定しました。以降は、オペラだけでなく、数々のミュージカルで活躍しつつ、バラエティ番組やテレビドラマにも出演し、多彩な才能を発揮します。

実生活とその支え

2001年、森は年上の一般人男性と結婚し、2006年まで入籍を持続しましたが、夫は交通事故による脳挫傷を負い、彼女は介護やリハビリに尽力しながら仕事を続けています。特に2011年の東日本大震災では、彼女自身の家族は無事だったものの、音楽の道を共に歩んできた友人を失いました。

様々な舞台での業績

森公美子は多くの名作に出演しており、特に『屋根の上のヴァイオリン弾き』や『レ・ミゼラブル』では重要な役柄を担いました。また、シスター・アクトやゴーストなど、観客を魅了する作品に出演し続け、数々の舞台で主演も務めています。彼女のコミカルな演技も評価されており、料理番組にもよく出演しています。

多才なエンターテイナー

また、森は音楽番組にも積極的に出演し、多くの音楽企画にも参加。また、ラジオのパーソナリティとしても活躍し、地域貢献としての姿勢も見せています。彼女自身の実家は有名な宿泊施設であり、さまざまな著名人の宿泊の場でもありました。

人物的側面

森公美子はお料理が得意で、レシピ本も出版していることから、大のグルメとして知られています。友人や共演者に自らの料理をふる舞う場を設け、自宅では「森食堂」と名付けてパーティを開くこともあります。

受賞歴と今後の展望

彼女は2015年に菊田一夫演劇賞を受賞するなど、その功績が評価されています。今後も多くの舞台で観客を魅了し続けることに期待が寄せられています。森公美子の卓越した才能と情熱は、今後も日本のエンターテイメントシーンで輝きを放ち続けるでしょう。

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