森尻伊祐

森尻伊祐（もりじり いすけ）

森尻伊祐は、1885年（明治18年）12月21日に富山県で生まれた日本の陸軍軍人です。最終階級は陸軍少将でした。

経歴

森尻伊祐は、陸軍士官学校第18期と陸軍大学校第31期を卒業しています。1930年（昭和5年）8月1日には陸軍歩兵大佐に進級し、沖縄連隊区司令官に着任しました。その後、1932年（昭和7年）4月には歩兵第4連隊長（第2師団・歩兵第3旅団）に転任しています。

1933年（昭和8年）8月には第16師団司令部附となり、大谷大学に配属されました。1935年（昭和10年）3月15日には陸軍少将に進級し、待命となります。同年3月30日に予備役に編入されました。

第二次世界大戦後の1947年（昭和22年）11月28日、森尻伊祐は公職追放仮指定を受けています。

人物像

森尻伊祐は、陸軍士官学校と陸軍大学校というエリートコースを歩み、着実にキャリアを重ねていきました。歩兵連隊長や沖縄連隊区司令官といった要職を歴任し、陸軍内部で高い評価を得ていたことがうかがえます。大谷大学への配属など、異色の経歴も持っています。

参考文献

外山操・森松俊夫 編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
* 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。

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