森山恵佑

森山恵佑のプロフィール

森山恵佑（もりやま けいすけ、1994年5月2日生まれ）は、富山県黒部市出身の元プロ野球選手で、外野手として活躍しました。彼は左投左打の選手であり、特に力強い打撃が特徴でした。

経歴

プロ入り前

森山は黒部市立荻生小学校の5年生から野球を始め、その後黒部市立桜井中学校の軟式野球部で経験を積みました。中学校3年生の時、星稜中学校と練習試合を行い、投手として先発してノーヒットノーランを達成しました。この成功がきっかけで、星稜高等学校に進学しました。

高校では、1年生の春からベンチ入りし、当初からプロ野球スカウトの目に留まっていました。特に、1年生の時に大谷翔平と対戦し、完全に封じられたエピソードが印象に残ります。2年生からは背番号1を背負い、エースとして活躍しました。3年生の春には石川県大会で優勝し、北信越大会への進出も果たしました。しかし、甲子園には出場できませんでした。

高校卒業後は、専修大学に進学し、東都大学野球連盟加盟の専大硬式野球部に入部しました。投手として始めましたが、1年生秋に野手に転向。2年生の春には打率.297をマークし、2年生秋には打率.341を記録。リーグ戦での活躍により、チームの2部優勝に貢献しました。3年生秋には主将に就任し、4年生時には背番号1でチームを引っ張りました。

日本ハム時代

2016年には、NPBドラフトで北海道日本ハムファイターズから4位指名を受けて入団を果たしました。契約金は4,500万円、年俸は840万円という条件でスタートしました。2017年のシーズンでは、4月11日に一軍デビューし、翌日にはスタメンとして出場しました。その年のイースタン・リーグでは99試合に出場し、新人ながら本塁打王に輝く素晴らしい成績を残しました。

しかし、2018年シーズン以降は出場機会が減少し、2019年には打撃成績が振るわず、10月1日に球団から戦力外通告を受けました。その後、引退を検討したものの、トライアウトには参加しましたが、NPB他球団からのオファーはなく、現役引退の道を選びました。

現役引退後

引退後は、チームメイトだった森本龍弥の勧めで「日本営業大学」に進学し、アスリートのセカンドキャリアを支援する活動に参加しました。2021年には日本ハムに職員として復帰し、チーム管理部に配属され、その後一軍サブマネジャーとして活躍しています。

選手としての特徴

森山は力を抜いて遠くに飛ばすことができる長打力を持った選手でした。星稜高校時代には、松井秀喜の名を連想させる打撃を見せ、「ゴジラ2世」とも称されたほどでした。彼は、グラウンドの照明塔に打球をぶつけるなど、その打撃センスとパワーは当時から目立っていました。

詳細情報

森山は157試合のプロキャリアを経て、選手としての才能を発揮しましたが、最終的にプロとしての舞台を去ることになりました。彼の経験は今後のキャリア支援活動に生かされ、多くの若手選手に影響を与えることでしょう。

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