森山裕樹

森山裕樹

1985年5月29日、広島県に生まれた森山裕樹（もりやま ゆうき）は、日本のラグビー界でウィング（WTB）として活躍する選手です。身長は171センチメートル、体重は80キログラム。

幼少期からラグビーに打ち込み、地元の崇徳高校で才能を育みました。高校卒業後の2004年、関東大学ラグビーリーグ戦1部に所属する流通経済大学へと進学し、大学ラグビーの舞台で技術と経験を磨きました。大学時代のチームメイトには、後に同じくラグビー選手として歩む笠原雄太氏（先輩）や吉田伸介氏（同級生）らがいました。また、高校時代の同級生には、後にプロ野球選手となる田中慎太朗氏がいます。

2008年に流通経済大学を卒業後、岩手県を拠点とする社会人ラグビーチーム、釜石シーウェイブスに加入しました。同年9月7日に行われたトップイーストリーグ11の開幕節、対三菱重工相模原ダイナボアーズ戦で先発メンバーに名を連ね、記念すべき公式戦デビューを果たしました。釜石シーウェイブスでの活動期間は約10年に及び、その間、チームの中心選手として貢献しました。特に2014年にはチームの副将（バイスキャプテン）に任命され、リーダーの一人としてチームを牽引しました。この年、チームはトップチャレンジシリーズへの出場を果たし、さらに上位リーグであるトップリーグへの昇格をかけた入れ替え戦にも駒を進めるなど、森山氏の貢献はチームの躍進に大きく寄与しました。

釜石シーウェイブスを離れた後、2018年に福岡県を拠点とする日本製鉄八幡ラグビー部へ移籍しました。現在はトップキュウシュウAに所属する同チームで、ベテラン選手として精力的にプレーを続けています。WTBというポジションは、グラウンドのワイドなエリアでスピードを生かし、トライを奪う決定的な役割を担います。森山氏もそのポジション特性を活かし、チームの攻撃を支えています。

これまでのキャリアを通じて、森山裕樹氏は広島、茨城（流通経済大学）、岩手（釜石シーウェイブス）、そして福岡（日本製鉄八幡）と、各地でラグビー選手として経験を積み重ねてきました。その道のりは、公式戦での鮮烈なデビューから、チームの副将として責任を担うまで、多岐にわたります。現在も現役選手としてトップキュウシュウAの舞台に立つ森山氏は、その経験と技術をもって、所属チームの勝利に貢献し続けています。

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