椋木功

椋木功（むくのき いさお）

椋木功は、1950年2月生まれ、島根県出身の日本の陸上自衛官、そして官僚です。防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊に入隊し、長年にわたり自衛隊の要職を歴任しました。その経歴は、教育、情報、指揮という多岐にわたる分野での貢献を示しています。

自衛官としてのキャリア

1972年3月、防衛大学校を卒業（第16期）した椋木氏は、陸上自衛隊に入隊し、1等陸曹としてキャリアをスタートさせました。その後、着実に昇進を重ね、1984年1月には3等陸佐、1987年7月には2等陸佐、そして1991年1月には1等陸佐へと昇任しました。

1991年5月には、陸上自衛隊幹部学校の教官に就任し、後進の育成に尽力しました。1995年3月には、第2普通科連隊長兼高田駐屯地司令に着任し、部隊の指揮を執りました。1996年7月には、陸上幕僚監部教育訓練部教育課長に就任し、自衛隊の教育訓練の中枢を担いました。

1997年7月には、陸将補に昇任し、1998年7月には第16代第1混成団長兼那覇駐屯地司令に就任しました。2000年6月には、陸上幕僚監部調査部長となり、自衛隊の情報収集・分析を統括しました。2002年3月には、統合幕僚会議事務局第3幕僚室長に就任し、自衛隊の統合運用に関する業務に携わりました。2003年7月には、第28代第3師団長に就任し、師団の指揮を執りました。

2005年1月には、第4代情報本部長に就任し、自衛隊の情報活動全体を統括しました。

2008年3月24日、椋木氏は陸上自衛隊を退官しました。

退官後のキャリア

退官後の2008年9月1日、椋木氏は第3代内閣衛星情報センター所長に就任し、日本の情報収集能力の向上に貢献しました。2012年10月1日、同所長を退職しました。

受章

2020年には、長年の自衛隊及び国家への貢献が認められ、瑞宝重光章を受章しました。

椋木功氏の経歴は、陸上自衛官として、また官僚として、日本の防衛と安全保障に多大な貢献をしてきたことを示しています。自衛隊の教育訓練、情報収集、部隊指揮、そして内閣衛星情報センターでの活動を通じて、その手腕を発揮し、国家に貢献しました。

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