第2普通科連隊

第2普通科連隊について

陸上自衛隊第12旅団隷下の第2普通科連隊は、新潟県上越市の高田駐屯地に駐屯する普通科連隊（軽）です。連隊長は1等陸佐が務め、高田駐屯地司令を兼務しています。連隊は、本部、本部管理中隊、3個の普通科中隊、および重迫撃砲中隊で構成されています。

概要

第2普通科連隊は、1951年（昭和26年）に警察予備隊の部隊として編成されました。その後、幾度かの部隊改編を経て、第13普通科[[連隊]]、第30普通科連隊、第31普通科連隊といった部隊の母体となりました。2001年（平成13年）には、第12師団の旅団化に伴い、軽普通科連隊へと改編されました。

主な訓練は関山演習場で実施されており、積雪地での作戦能力も有しています。

沿革

第2連隊時代

• - 1951年（昭和26年）5月1日：警察予備隊第1管区隊第2連隊として、松本駐屯地で編成。
• - 1952年（昭和27年）1月19日：金沢駐屯地の第3連隊第3大隊を編入。
• - 1953年（昭和28年）：

- 3月28日：連隊本部、直轄中隊、第2大隊が高田駐屯地に移駐。連隊長が駐屯地司令に指定。
- 5月21日：第3大隊が金沢駐屯地から新発田駐屯地に移駐。

第2普通科連隊時代

• - 1954年（昭和29年）：

- 7月1日：陸上自衛隊発足に伴い、第2普通科連隊に名称変更。
- 9月10日：第6管区隊隷下に編入。
- 9月25日：第1大隊を基幹に、第13普通科[[連隊]]が松本駐屯地で編成。

• - 1956年（昭和31年）8月7日：妙高山系で初の山地研究演習に参加。
• - 1958年（昭和33年）6月26日：第1管区隊隷下に編成替え。
• - 1962年（昭和37年）1月18日：第12師団新編に伴い同師団隷下に。連隊再編で、本部管理中隊、4個普通科中隊、重迫撃砲中隊編成。

第1大隊を母体に第31普通科連隊が習志野駐屯地で、第3大隊を母体に第30普通科連隊が新発田駐屯地で編成。

• - 1964年（昭和39年）8月15日：東京オリンピックを支援。
• - 1991年（平成3年）3月29日：師団近代化により自動車化。1個中隊が教育担当に。
• - 1995年（平成7年）1月17日 - 4月27日：阪神淡路大震災へ災害派遣。
• - 1997年（平成9年）1月9日 - 3月19日：ナホトカ号重油流出事故に伴い災害派遣。
• - 1998年（平成10年）1月20日：長野オリンピックを支援。
• - 2001年（平成13年）：

- 3月26日：第4普通科中隊と重迫撃砲中隊を廃止。
- 3月27日：第12師団の旅団化に伴い、軽普通科連隊に改編。連隊規模を縮小。連隊長の階級が1等陸佐（二）から1等陸佐（三）へ変更、駐屯地司令職務を第5施設群長へ移管。

• - 2004年（平成16年）：

- 7月13日 - 7月23日：中越地区集中豪雨に伴い災害派遣。
- 10月23日 - 12月21日：新潟県中越地震に伴い災害派遣。

• - 2006年（平成18年）5月6日 - 7月25日：第10次イラク復興支援群に要員を派遣。
• - 2007年（平成19年）7月16日 - 8月27日：新潟県中越沖地震に伴い災害派遣。
• - 2015年（平成27年）10月29日：柏崎刈羽原発で新潟県警と合同訓練。
• - 2016年（平成28年）12月22日：糸魚川市大規模火災へ災害派遣。
• - 2023年（令和5年）3月16日：重迫撃砲中隊が新編。

部隊編成

• - 第2普通科連隊本部
• - 本部管理中隊（対戦車戦闘、偵察）

- 情報小隊：偵察用オートバイ、軽装甲機動車
- 対戦車小隊：中距離多目的誘導弾
- 狙撃班

• - 第1普通科中隊：高機動車、81mm迫撃砲、01式軽対戦車誘導弾
• - 第2普通科中隊：高機動車、81mm迫撃砲、01式軽対戦車誘導弾
• - 第3普通科中隊：高機動車、81mm迫撃砲、01式軽対戦車誘導弾
• - 重迫撃砲中隊：120mm迫撃砲
• - 整備支援部隊：第12後方支援隊第2整備中隊第1普通科直接支援小隊

主要装備

（詳細な装備については省略）

廃止（改編）部隊

• - 第2普通科連隊第4普通科中隊（2001年3月26日廃止）
• - 第2普通科連隊重迫撃砲中隊（2001年3月26日廃止、2023年3月16日新編）

関連項目

• - 第13普通科[[連隊]]
• - 第30普通科連隊

脚注

（出典についての記述は省略）

外部リンク

• - 陸上自衛隊 高田駐屯地 部隊紹介（リンクは省略）

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