植松おさみ

植松おさみ：香川が生んだマルチな才能

植松おさみ氏は、香川県高松市出身のフリーアナウンサーです。1970年、西日本放送（RNC）に入社。昭和から平成にかけて、数々の番組で活躍しました。

西日本放送時代の活躍

RNC在籍中は、全国ネットの朝の情報番組『ズームイン!!朝!』に出演。軽妙な語り口と、地元・讃岐弁を交えたインタビューで人気を博しました。メイン司会者の徳光和夫氏の休暇時には、ピンチヒッターとして番組の総合司会を務めたこともありました。

特に記憶に残る出来事として、1983年の大韓航空機撃墜事件の速報を伝えた際の映像が、『ズームイン!!朝!』の総集編で紹介されています。また、タレントの松本明子さんのデビュー前の様子を、宇高連絡船での上京中継で伝えたこともありました。

ローカル番組では『カラオケ最前線』などの司会を務め、軽快なトークと温かい人柄で視聴者から親しまれていました。その他にも、『プレゼントジョッキー』『さわやかラジオ』『RNC TODAY』『植松おさみのラジオ・カラオケ最前線』『気ままにラジオ　雨の日晴れの日曇りの日』など、数多くの番組に出演。幅広いジャンルで活躍していました。

さらに、音楽番組『ザ・トップテン』では香川・岡山県内の中継リポーターを務め、全国の視聴者に向けて地元の魅力を発信していました。

アナウンサー生活引退後

2003年春、55歳でRNCを退職。故郷の高松市にうどん店「うえ松」を開店しましたが、その後閉店しました。

RNC退職後も、フリーアナウンサーとして活躍を続けています。古巣であるRNCをはじめ、他系列局の紀行番組などに出演。2004年からは、香川県情報発信アドバイザーも務め、地元への貢献も続けています。

現在も続くテレビ・ラジオ出演

現在も精力的に活動しており、RNCラジオの『マルナカオリーブ温泉 カラオケステージ』、『金曜ワイド 笑いよん 泣っきょん 聞っきょんな〜』、岡山放送の『香川おもしろ発見伝』などに出演しています。

植松おさみ流コミュニケーション

植松氏といえば、独特の讃岐弁も魅力の一つです。「なんがでっきょんな？」というフレーズは、『ズームイン!!朝!』で頻繁に使用され、視聴者に親しまれました。これは「何をしているのですか？、何を作っているのですか？」という意味です。また、カラオケ番組では「さぁ!どうぞ!」という掛け声も有名です。

音楽活動

CD「お気の毒さまおめでとう」を、福留功男氏、鈴木琴城氏と共作しています。

家庭

妻はピアニストの植松起代子氏です。

まとめ

植松おさみ氏は、アナウンサーとしてのキャリアだけでなく、うどん店経営、情報発信アドバイザー、そして現在も続くテレビ・ラジオ出演など、多様な活動を通して、地元・香川県に貢献し続けている人物です。その温かい人柄と軽快なトーク、そして独特の讃岐弁は、多くの人々に愛され続けています。これからも、彼の活躍から目が離せません。

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