椙山女学園中学校・高等学校

椙山女学園中学校・高等学校について

椙山女学園中学校・高等学校は、愛知県名古屋市千種区山添町に所在する私立の女子中学校・高等学校です。1905年に名古屋裁縫女学校として創設され、100年を超える歴史の中で、多くの卒業生を社会に送り出してきました。

沿革

創立者の椙山正弌と妻の今子によって、1905年に名古屋裁縫女学校が開校したのが始まりです。その後、椙山高等女学校、椙山第二高等女学校、椙山女子専門学校と発展し、1947年に椙山中学校、1948年に椙山女学園高等学校が設立されました。1949年には椙山女学園大学が開学し、現在では幼稚園から大学院までを有する総合学園となっています。

1951年に学校法人椙山女学園として組織変更認可され、2005年には学園創立100周年を迎えました。また、2012年には創立60周年記念式典が行われるなど、長い歴史と伝統を誇っています。

特徴

金剛鐘

学園のシンボルである「金剛鐘」は、毎朝8時30分に昭憲皇太后御歌『金剛石』のメロディーを奏でます。これは創設者の椙山正弌が、アメリカのスタンフォード大学で鐘の音に感動したことがきっかけで導入されました。1930年に設置されて以来、学園の伝統として受け継がれています。

スポーツと情操教育

椙山女学園は、スポーツ教育にも力を入れており、特に水泳部はインターハイで複数回総合優勝を達成しています。また、芸術分野にも力を入れており、放送部は各コンクールで上位の成績を収めています。テニスクラブやスキー部も全国大会に出場するなど、部活動も盛んです。

学園創立者の椙山正弌は、水泳選手の前畑秀子を支援し、学園内にプールを建設するなど、スポーツ振興に貢献しました。校内には、前畑秀子と小島一枝の銅像や、前畑秀子がヒトラーから贈られた樫の木「オリンピック・オーク」の2代目が植えられています。

教育方針

椙山女学園は、生徒の個性と能力を最大限に引き出す教育を実践しており、豊かな人間性と社会性を育むことを目指しています。生徒たちは、勉学だけでなく、クラブ活動や学校行事を通して、多様な経験を積んでいます。

アクセス

名古屋市営地下鉄東山線覚王山駅4番出口から徒歩約10分の場所にあります。

部活動

運動部

水泳、卓球、ソフトボール、新体操、器械体操、テニス、バスケットボール、バレーボール、陸上、剣道、スキー、バドミントン、サッカー、アウトドア、ダンス部などがあります。バレーボール部は春の高校バレーに2回、高校総体に2回出場しています。

文化部

演劇、美術、外語、書道、自然科学、放送、合唱、ホームメイキング、フィルハーモニー、茶道、華道などがあります。ダンス部は『日本中学校ダンス部選手権』で審査員特別賞を受賞しています。

同窓会組織

同窓会「いとぎく会」は、卒業生と在校生の親睦を深める活動を行っており、会報の発行や記念品贈呈、学校行事への参加などを行っています。全国各地に支部会があり、卒業生同士の繋がりを大切にしています。

著名な出身者

水泳選手の前畑秀子、小島一枝、浅野典子、江坂君子、体操選手の橋口美穂、フィギュアスケート選手の中野友加里、テニス選手の三浦伊織、政治家の伊藤よし子、タレントの秋元杏月、女優の徳川良子、阿川泰子、千うらら、杉山みどり、宮崎萬純、藤谷美紀、歌手の鹿取洋子、ACO、モデルの紺野ゆり、アナウンサーの政次夏希、高木恵子、宝塚歌劇団の遼河はるひ、大路りせなど、各界で活躍する卒業生を多数輩出しています。

関連事項

学校法人椙山女学園、椙山女学園大学、椙山女学園大学短期大学部、椙山女学園大学の人物一覧、旧制中等教育学校の一覧 (愛知県)、SSK（名古屋の女子校の略称）などがあります。

公式サイト

椙山女学園中学校 公式サイト
椙山女学園高等学校 公式サイト

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