検察庁 (琉球政府)

琉球政府検察庁

琉球政府検察庁は、1946年9月に琉球列島米国軍政府によって設置された「検事局」を前身とする、琉球政府の検察庁です。当初は琉球臨時中央政府に移管され、琉球政府成立時に法務局の下部機関となりました。その後、法務局から独立し、検察庁として再編されました。検察庁では、検事長が全検察官を統括する体制がとられました。

沿革

1945年4月：米軍の上陸により、日本の司法権が停止されました。
1946年2月：占領後初の刑事裁判所である「簡易裁判所」に検事が配属されました。
1946年10月：新たに設置された「区裁判所」「地方裁判所」「終審裁判所」に、それぞれ「検事局」が設置されました。
1947年10月：裁判所の名称変更に伴い、検事局も改称されました。
1950年8月：「琉球上訴検事局」と「巡回検事局」が設置されました。
1952年4月：琉球政府の発足に伴い、法務局の下部機関として「検事局」が設置されました。
1953年4月：法務局から独立し、「検察庁」が設置されました。
1956年10月：裁判所機構に対応して、「治安検察庁」「巡回検察庁」「上訴検察庁」が設置されました。
1968年1月：裁判所機構の改変に対応して、「区検察庁」「地方検察庁」「高等検察庁」が設置されました。

参考文献

照屋栄一『沖縄行政機構変遷史 明治12年～昭和59年』照屋栄一、1984年8月15日。NDLJP:9775065。

関連項目

琉球列島米国軍政府
琉球臨時中央政府
琉球政府
法務局
検察庁
福岡高等検察庁那覇支部／那覇地方検察庁

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