楠本まき

楠本まき

楠本まき（1967年7月15日 - ）は、日本の漫画家であり、現在はロンドン在住。和歌山県出身で、お茶の水女子大学哲学科を中退しています。

来歴

1984年、和歌山県立田辺高等学校在学中に『週刊マーガレット』（集英社）で『お気に召すまま』でデビュー。1988年からは『週刊マーガレット』、後に『マーガレット』で連載された『Kissxxxx』が代表作となり、耽美的で退廃的な世界観と艶麗な絵柄が特徴です。2001年ごろからイギリスと日本を拠点に執筆活動を続け、単行本『ロンドン A to Z』や『FEEL YOUNG』（祥伝社）で不定期掲載のエッセイコミック『A国生活』など、イギリスをテーマにした作品も発表しています。2009年2月号からは『コーラス』→『Cocohana』（集英社）で、前作から7年ぶりの連載となる『赤白つるばみ』を執筆。

2019年にはデビュー35周年を迎え、『Cocohana』にて読み切り『続・火星は錆でできていて赤いのだ』を発表しました。

作品リスト

単行本

青の解放
HOT HOT HOT
KISSxxxx 全5巻
T.V.eye
Kの葬列 全2巻
乾からびた胎児
致死量ドーリス
いかさま海亀のスープ
The complete reprinted issue of kissxxxx（※Kissxxxxの愛蔵版）
戀愛譚
悲劇的/その他卵に関する小編
エッグノッグ
楠本まき選集 全5巻（※1989年から2004年までの作品からの自選集）
ドはドリーのド
Kissxxxx 全3巻（※Kissxxxxの文庫版）
ロンドントレジャーハント&ロンドンからの小さな旅（2012年7月6日発売、祥伝社）
A国生活（『FEEL YOUNG』2005年 - 2013年連載、2014年8月8日発売、祥伝社、フィールコミックス）
赤白つるばみ（『コーラス』2008年2月号 - 2009年8月号、2010年1月号 - 、『Cocohana』2012年8月号 - ）上下巻
赤白つるばみ・裏（2020年7月22日発売） - 『赤白つるばみ』の続編
「火星は錆でできていて赤いのだ（『Cocohana』2012年6月号掲載）」、前後編「続・火星は錆でできていて赤いのだ」（『Cocohana』2019年6月号、2019年7月号掲載）併録
Kの葬列 愛蔵版 ＜楠本まきコレクション＞（2021年11月29日発売）

読み切り・単行本未収録

歌舞伎入門エッセイ（『コーラス』2011年1月号別冊付録『絢爛歌舞伎絵巻』）
ロンドンから5時間以内（『Cocohana』2020年8月号 - ）

エッセイ・その他書籍

耽美生活百科
ロンドン A to Z
線と言葉・楠本まきの仕事（2021年6月発売）

翻訳された作品

Dolis（※致死量ドーリス/英語版）
Dolis（※致死量ドーリス/仏語版）
maki kusumoto anthology 全5巻（楠本まき選集/韓国語版）

その他

VIDEO Kissxxxx（※Kissxxxxの映像作品）
『Kissxxxx』のコンピレーションCDもUKプロジェクトからリリース。
楠本まき第一画集/Two Decades
ZI:KILLの『CLOSE DANCE』（1990年）のアルバム・ジャケットにイラストを提供（発売元はエクスタシーレコード）。
『コーラス』2011年9月号別冊付録『和こーらす』 - 寄稿
漫画家使用画材アンケート（『季刊エス』2013年7月号） - 参加
『漫画家、映画を語る。─9人の鬼才が明かす創作の秘密』2015年5月25日発売、フィルムアート社 - インタビュー収録
いくえみ作品のここが好き！特集（『ダ・ヴィンチ』2017年5月号） - イラストと文章寄稿
上條淳士『To-y』トリビュート本『Tribute To To-y』（2020年11月27日発売） - 参加
映画『リトル・ガール』イラストとコメント寄稿（2021年10月）
「『コロナ禍日記』、一年後」企画（『生活考察』Vol.08、2021年12月22日発売、タバブックス）

エキシビション

1998年「いかさま海亀のスープ」展
2002年「悲劇的/その他卵に関する小編」展
2003年「Two Decades」展
2021年「線と言葉・楠本まきの仕事」展 - 京都府京都国際マンガミュージアムにて6月10日から8月30日まで開催

出演

ウェブ番組

ポリタスTV（YouTube、2022年11月22日）

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