楽園へ/Ataraxia

Creature Creatureの5枚目のシングル「楽園へ/Ataraxia」は、2012年6月20日にPsyche Recordsからリリースされました。6年ぶりのCDシングルであり、両A面となっています。

収録曲

1. 楽園へ
作詞：MORRIE、作曲：Shinobu
楽曲時間：5分03秒
2011年11月からライブで披露され、ファンの間で高い人気を博していました。その反響を受け、シングルとしてリリースされることになりました。
歌詞のテーマは「完全なる自由としての自死」であり、次作「くるめき」へと繋がる物語が描かれています。
作曲者のShinobuは、この楽曲について「MORRIE、Hiro、人時、Sakuraというメンバーで演奏するなら、こういう曲を聴きたい」という構想のもと、ドラマティックな展開を意識して制作したと語っています。
ミュージックビデオは、アルバム『PHANTOMS』(2012)の初回限定盤に収録されています。

2. Ataraxia
作詞・作曲：MORRIE
楽曲時間：5分01秒
2010年末からライブで披露されていました。
タイトルは古代ギリシア語の「アタラクシア（心の平静）」に由来し、その名の通り、歌詞は「精神の平静状態」をテーマにしています。

参加ミュージシャン

MORRIE - ヴォーカル
Hiro - ギター
Shinobu - ギター
人時 - ベース
* Sakura - ドラム

楽曲について

「楽園へ」は、ShinobuがCreature Creatureのメンバーのために書き下ろした楽曲であり、彼の音楽的な憧憬が込められています。ライブでのファンの熱狂的な反応が、この曲をシングルとしてリリースする後押しとなりました。MORRIEの描く「完全なる自由としての自死」というテーマは、聴く者に深い問いを投げかけます。

一方、「Ataraxia」は、MORRIE自身が作詞作曲を手掛けた楽曲であり、古代ギリシア哲学の概念である「アタラクシア（心の平静）」をテーマにしています。この曲は、精神的な安定と静寂を求める心の奥底に響くでしょう。

このシングルは、Creature Creatureの音楽性の幅広さと深さを改めて感じさせる作品であり、MORRIEの独特な世界観に浸ることができるでしょう。

参考資料
Morrie・Shinobuインタビュー、「Logos Cutter 01」、2012年6月9日。

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