榎下陽大

榎下陽大 - 元プロ野球選手

プロフィール

榎下陽大（えのした ようだい）は1988年7月21日生まれで、鹿児島県鹿児島市出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投げ右打ちの選手です。

経歴

プロ入り前

彼は小学校1年生の時に野球を始め、伊敷台小学校6年生の時には県選抜チームの一員として全国大会で優勝を果たしました。中学校時代は軟式野球部に所属し、その後鹿児島工業高校へ進学。在学中には、エースとして多数の試合で好成績を残し、特に2006年の甲子園出場で脚光を浴びました。その際、同校が53年ぶりの甲子園出場を果たし、続く準決勝では名将斎藤佑樹擁する早稲田実業高校に敗れました。

高校卒業後は九州産業大学に進学、ここでも投手として活躍し、福岡六大学リーグでの優勝を何度も経験しました。特に、4年秋にはMVPを受賞し、リーグでの総成績は驚くべき31勝7敗を記録。

2010年、NPBドラフトで北海道日本ハムファイターズから4巡目指名を受け、プロ契約を結びました。

プロ入り後

2011年7月26日のオリックス戦で一軍デビューを果たしますが、その後は二軍での調整が続きます。2013年には一軍で9試合に登板し、同年の福岡ソフトバンクホークス戦ではプロ初勝利を挙げましたが、その後の成績は安定せず、2017年には戦力外通告を受け、現役を引退します。

現役引退後

引退後は日本ハムの球団職員として、2018年からはアメリカのテキサス・レンジャーズで通訳やスカウト業務に従事しました。その後は国際グループの広報も担当し、2023年には千葉ロッテマリーンズでの新たな挑戦が待っています。

選手としての特徴

榎下はオーバースローでの投球が特徴で、最速150km/hの速球を持ち合わせていました。特にフォークボールやカットボール、スライダーを駆使し、打者を翻弄する投手でした。投球フォームは特異で、横顔が特徴的です。

人物

海外への憧れが強く、英語に興味を持っていた彼は、大学では国際文化学部に在籍し、英語の教員免許を取得しました。結婚相手は日系アメリカ人で、国際感覚を生かした生活を送っています。また、田中将大選手と親交が深く、同世代の選手たちとも密接な関係を築いていました。

加えて、榎下は現役時代から非常にストイックな選手であり、柔軟な頭脳を活かして日米の選手たちとのコミュニケーションを大切にしていました。引退後もその経験が職務に生かされています。

榎下陽大選手のキャリアや心の成長、その後の活躍についてはこれからの日本野球界にも大きな影響を与える存在であり続けるでしょう。

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