榎本光祐

榎本 光祐

榎本 光祐（えのもと こうすけ）は、1988年10月2日に福岡県で生まれた日本の元ラグビーユニオン選手です。現役時代はフィールド全体をコントロールする重要なポジションであるスクラムハーフ（SH）として活躍しました。身長170cm、体重75kgという体格を持ち、チームメイトやファンからは「エノ」という愛称で親しまれていました。

幼少期から学生時代

ラグビーは早くから始め、地元福岡県で育ちました。高校はラグビー強豪校として知られる大分県立大分舞鶴高等学校に進学。在学中にはその才能が認められ、高校日本代表にも選出されています。卒業後、2007年には東京の名門・早稲田大学に進学し、大学ラグビー界でプレーを続けました。早稲田大学在学中には、さらに上の世代であるU19日本代表にも選ばれるなど、ジュニア世代から将来を嘱望される選手でした。早稲田大学時代の同級生には、有田隆平、坂井克行、中田英里、中濱寛造、宮澤正利、村田大志、山中亮平といった、後に日本ラグビー界で名を馳せる多くの選手たちがいました。

トップリーグでのキャリア

2011年に早稲田大学を卒業すると、当時のジャパンラグビートップリーグに所属していたコカ・コーラウエストレッドスパークス（現在のコカ・コーラレッドスパークス）に加入しました。プロキャリアをスタートさせた榎本選手は、加入初年度の同年10月30日に行われたトップリーグ第1節、近鉄ライナーズ戦で公式戦に初出場。途中出場ながらトップレベルでのプレーを経験し、チームの一員として貢献しました。コカ・コーラレッドスパークスには2016年まで在籍し、チームの中心選手の一人としてプレーしました。

海外での挑戦と国内復帰

2016年にコカ・コーラレッドスパークスを退団した後、榎本選手はさらなる成長を求めてラグビー王国ニュージーランドへ留学しました。本場のラグビー環境に身を置き、技術や戦術を学ぶ貴重な経験を積みました。

海外での経験を経て帰国後、2017年にはかつてトップリーグ初出場の相手でもあった近鉄ライナーズ（現在の花園近鉄ライナーズ）に加入し、再び日本のトップリーグの舞台でプレーすることになりました。

キャリアの終盤と引退

近鉄ライナーズで1年間プレーした後、2018年には三菱重工相模原ダイナボアーズに移籍しました。ここでは、新たなチーム環境の中で自身の経験を活かし、チームの勝利に貢献しました。三菱重工相模原ダイナボアーズで数シーズンにわたってプレーを続けた後、2022年に長きにわたる現役生活にピリオドを打ち、選手としてのキャリアを終えることを発表しました。高校時代からの輝かしい経歴を持ち、国内トップリーグの複数のチームで活躍した彼のキャリアは、多くのファンに記憶されています。

関連人物

城彰（大分舞鶴高校時代の同級生）

外部リンク

榎本光祐 (@enomocho1) - X（旧Twitter）
* 榎本光祐 早稲田大学ラグビー蹴球部

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