樋口義広

樋口義広について

樋口義広（ひぐち よしひろ）は1960年生まれの日本の外交官であり、駐マダガスカル兼コモロ特命全権大使を務めています。新潟県燕市の出身で、彼の職業人生は国際的な舞台での活躍に満ちています。彼は東京大学の文学部社会学科を卒業した後、1987年に外務省に入省し、そのキャリアの初期から多様な役割を果たしてきました。

学歴と外務省でのキャリア

樋口氏は新潟県立三条高等学校を卒業後、東京大学で社会学を学びました。1987年に外務省に入省し、彼の入省同期には皇后雅子を含む数々の著名な人物がいます。1989年にはフランス国立行政学院で国際コースを修了し、その後、経済協力開発機構（OECD）にて二等書記官を務めるなど、国際的な経験を積みました。

2003年には在エジプト日本国大使館の参事官として総務や政務に関与し、同年国際連合教育科学文化機関（UNESCO）の文化局無形遺産課にも出向しました。その後も外務省経済局や中東アフリカ局、さらには経済産業省の貿易経済協力局での重要な役職を歴任しました。

大使としての活動

樋口氏の外交官としてのキャリアは大使としての任務に進化していきます。2012年から2015年まで在カンボジア日本国大使館の公使（次席）として勤務し、その後、在フランス日本国大使館において公使（次席）兼広報文化部長に就任しました。この時期には、ジャポニスム2018の開催において重要な役割を果たしました。2019年からは駐マダガスカル及びコモロの特命全権大使という重要な職務に就任しました。

現在の役割と新たな挑戦

樋口氏は2022年10月から国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）の参事役として国際戦略を担当しており、国際的な協力と戦略的な連携を推進しています。彼の多岐にわたる経験は、日本の国際的な役割を強化するための重要な基盤となっています。

同期の外交官たち

樋口義広の入省同期には、外交の分野で様々な活躍をする多くの著名な人々がいます。阿部康次氏は駐マダガスカル大使、飯島俊郎氏はスイス大使として注目されており、その他にもエチオピア大使やASEAN大使など、多様な国で活躍する外交官が多数存在しています。このように、樋口氏の同期には国際舞台で重要な役割を果たす人々が集まっています。

文献と業績

樋口氏は、ジャック・エルマン著の『社会学の言語』を原山哲との共訳で手がけるなど、学術的な貢献も行っています。これにより、彼の知識と理解は外交だけでなく、研究分野でも評価されています。

外部リンク

樋口義広の公式Twitterアカウント（@AmbassadeurJPMD）では、彼の活動や考え方を知ることができます。

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