権藤知彦
権藤 知彦（ごんどう ともひこ）
権藤知彦（1967年9月11日生まれ）は、日本の音楽シーンで幅広く活動する音楽家です。東京都新宿区出身で、普段は「ゴンドウトモヒコ」という名前で知られています。彼は、ソロアーティストとしての活動だけでなく、anonymassやpupa、METAFIVE、蓮沼執太フィルといったさまざまな音楽ユニットのメンバーとしても知られています。
経歴
権藤は日本大学芸術学部を卒業後、アメリカのボストン大学院に進学し、修士課程を修了。そこでユーフォニアムと電子音楽を学び、様々な音楽的スキルを習得しました。帰国後、音楽ユニット「オフィス・インテンツィオ」に加わり、高橋幸宏のもとで活動を開始しました。
2003年、彼は自身の音楽ユニット「anonymass」を結成し、これにより4枚のアルバムを発表します。さらに、彼はイエロー・マジック・オーケストラ（YMO）のライブやツアーにもサポートメンバーとして参加し、LOVE PSYCHEDELICOやTHE BEATNIKS、CHARAなど、多くの著名なアーティストたちとのコラボレーションやレコーディング、さらにはCM音楽や映画のサウンドトラックの制作も行っています。
2012年には自身のレーベル「no-nonsense records」からソロアルバム『euphobia』をリリースしました。2014年にはオフィス・インテンツィオを退社し、新たにインディレーベル「愚音堂」を設立。さらに同年、高橋幸宏、小山田圭吾、砂原良徳、テイ・トウワ、LEO今井とともに「METAFIVE」を結成し、様々なパフォーマンスや音楽制作を行っています。
2015年からは、NHK Eテレの番組『ムジカ・ピッコリーノ』の音楽監督として音楽のアレンジやプロデュース、劇伴の制作を手がけることに加え、同番組のシーズン3・4では「ゴンドリー」というキャラクター役で出演もしました。彼の音楽は多岐にわたり、聴く人を魅了し続けています。
2022年6月からは「記憶と再生による月一リリースアルバム」という新しいプロジェクトを始め、定期的に新作を発表し続けています。
ソロ・ディスコグラフィ
権藤のソロ作品には多くのアルバムがあり、各界で高く評価されています。彼のスタイルはポップから実験的なものまで幅広く、リスナーに新しい体験を提供しています。
コンピレーション参加
彼が参加した主な作品には、高野寛の「Rain or Shine」や柳原陽一郎の「だいじょうぶ」、中村一義の「ERA」などがあります。これらの作品は彼の音楽的貢献を示すものとして評価されています。
主なライブ
権藤は多くのライブ活動も行っており、観客に対して独自の音楽体験を提供しています。彼の音楽は、ジャンルを超えた豊かな表現で聴く人々に深い印象を残します。その活動は、今後も音楽界に新たな風を吹き込むことでしょう。
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