横浜交響楽団

横浜交響楽団

横浜交響楽団（通称：横響）は、神奈川県横浜市を拠点とするアマチュアオーケストラです。「市民のオルガン」をモットーに、地域に根ざした音楽活動を長年にわたり展開しています。

特徴

活動内容: 定期演奏会は年8回開催され、「青少年のための音楽会」というサブタイトルがつけられています。プログラムは3年周期で構成され、クラシック音楽の入門となるような選曲がなされています。また、「横響合唱団」を併設しており、合唱付きのオーケストラ曲も演奏しています。
歴史: 1932年に小船幸次郎によって創立。当初はプロとアマチュアの混成オーケストラでしたが、後にアマチュアのみの楽団となりました。

歴史

1932年: 小船幸次郎が八十島外衛らとともに横浜交響管弦楽団を創立。当初はプロとアマチュア混成の2管編成オーケストラでした。
1933年: 第1回定期演奏会を横浜市開港記念会館で開催。
1941年: 第18回定期演奏会から正式名称を「横浜交響楽団」としました。
1943年: 戦争激化により、第29回定期演奏会をもって活動を中断。ただし、慰問演奏会は継続しました。
1946年: 活動を再開し、第30回定期演奏会を開催。
1950年: 横浜伊勢佐木町のフライヤー・ジムで第九演奏会を開催。7,000人もの聴衆を集め、以降毎年恒例となりました。
1954年: 横浜文化賞を受賞。神奈川県立音楽堂の開設を機に、定期演奏会を毎月開催するようになりました。
1971年: 横響合唱団が発足。
1977年: 横浜市の姉妹都市であるマニラ市で公演を開催。
1982年: 創立者の小船幸次郎が逝去。第400回定期演奏会を開催。
1982年: 神奈川文化賞を受賞。
1983年: 安藤為次郎記念賞を受賞。
1990年: 年8回の定期演奏会開催が定着。
2007年: 第600回定期演奏会を開催。
2020年: 第700回定期演奏会を開催。その後、新型コロナウイルス感染症の影響により、一部演奏会が中止となりました。
2023年: 第721回定期演奏会（90周年記念演奏会）を開催。

指揮者

常任指揮者・音楽監督
小船幸次郎 (1907-1982)
甲賀一宏（1980年以降 - 2017年没）
指揮者
田中 健
鈴木 衛
泉 翔士

参考文献

斎藤龍著『横浜と音楽』横浜市教育委員会、1986年
横浜交響楽団編著『市民のオルガン－小船幸次郎と横浜交響楽団』神奈川新聞、2007年

外部リンク

公式サイト)

横浜交響楽団は、長きにわたり横浜の音楽文化を支え、地域に貢献してきたオーケストラです。今後の活動にも注目が集まります。

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