横浜市営バス金沢派出所

横浜市営バス金沢派出所

横浜市営バス金沢派出所は、かつて神奈川県横浜市金沢区並木に存在した、横浜市営バスの派出所です。並木中央駅の近くに位置し、車庫が併設されていました。1983年9月に開設され、市営バスとしては最後の派出所となりましたが、1991年に廃止されています。

歴史

1983年9月に開設された金沢派出所は、開設当初は金沢区北東部一帯の路線を担当していました。しかし、1989年に金沢シーサイドラインが開業したことに伴い、市営バスの路線再編が行われ、多くの路線が廃止されました。これにより、1991年には金沢派出所自体も廃止されることとなりました。

担当エリア

金沢派出所は、主に新杉田駅から鳥浜町、金沢工業団地方面（金沢区北東部ほぼ全域）をエリアとして担当していました。

担当した路線

金沢派出所が担当した主な路線は以下の通りです。

61系統：磯子駅 - 新杉田駅 - 鳥浜町
1991年の派出所廃止後は磯子営業所に引き継がれ、現在は横浜交通開発によって運行されています。
磯子駅 - 新杉田駅 - 鳥浜町 - 富岡バスターミナル（2006年廃止）
新杉田駅 - 富岡バスターミナル - なぎさ団地〔循環〕（2006年廃止）
新杉田駅 - 富岡バスターミナル - なぎさ団地 - リネツ金沢（2006年廃止）
117系統：新杉田駅前 - 杉田平和町 - 南部市場前 - 木材港入口 - 幸浦1丁目 - 三菱金沢工場
110系統：横浜駅前 - 桜木町駅前 - 羽衣町 - 浦舟町 - 滝頭 - 浜 - 磯子駅前 - 磯子車庫前 - 杉田 - 杉田平和町
磯子営業所との共同運行路線でした。
99系統：磯子車庫前 - 磯子駅前 - 根岸駅前 - 和田山口 - 元町 - 市庁前 - 尾上町 - 本町4丁目 - 桜木町駅前
磯子営業所との共同運行路線でした。


金沢シーサイドライン開通後に廃止された路線

121系統：新杉田駅 - 食品団地前 - 建設センター前 - 金沢工業団地（平日のみ運行）
122系統：新杉田駅 - 食品団地 - 富岡バスターミナル - 金沢卸団地 - 金沢工業団地
* 123系統：新杉田駅 - 富岡バスターミナル - なぎさ団地 - 富岡バスターミナル - 新杉田駅


これらの路線は、金沢シーサイドラインの開業により、その役割を終え廃止となりました。

車両

金沢派出所では、磯子営業所と同じく日産ディーゼル製の車両を導入していました。特に、尺の長い車両が選ばれていました。派出所廃止時には、経年車は廃車となり、残った車両は磯子営業所などに転属し、引き続き使用されました。

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