横浜機関区

塩浜機関区横浜派出所

塩浜機関区横浜派出所（しおはまきかんくよこはまはしゅつじょ）は、神奈川県横浜市中区にある鉄道車両基地です。神奈川臨海鉄道が運営しており、同社の所有する機関車が配備されています。横浜本牧駅の構内に立地しており、神奈川臨海鉄道が運行する本牧線を経由する貨物輸送を支える上で、重要な拠点としての役割を担っています。

所在地と役割

この派出所は、神奈川県横浜市中区の横浜本牧駅構内に設置されています。神奈川臨海鉄道の車両基地機能の一部を担っており、主にディーゼル機関車が配置されています。横浜地区における海上コンテナなどの貨物輸送は、神奈川臨海鉄道本牧線が重要な役割を果たしており、塩浜機関区横浜派出所は、この本牧線で運行される貨物列車を牽引するための機関車の維持・管理を行っています。また、横浜本牧駅構内での貨車の入換作業など、駅構内での車両運用においても、所属する機関車が活用されています。

配置車両

塩浜機関区横浜派出所には、複数のディーゼル機関車が配置されています。現在の配置車両は、DD55形ディーゼル機関車とDD60形ディーゼル機関車を合わせて、合計で3両です。

DD55形ディーゼル機関車

DD55形ディーゼル機関車は、2両がこの派出所に常駐しています。具体的には、14号機と17号機が配備されています。これらの車両は、本牧線の貨物列車牽引や、駅構内の入換作業に従事しています。

DD60形ディーゼル機関車

DD60形ディーゼル機関車については、1号機が1両配置されています。このDD60形1号機は、過去に配置転換の経緯を持っています。2007年7月には、神奈川臨海鉄道のもう一つの主要車両基地である塩浜機関区から、この横浜派出所へ異動してきました。しかし、その後、2019年7月には再び塩浜機関区へと配置が変更されました。このような車両の移動は、鉄道会社の運用計画や車両の検査周期などによって行われることがあります。

これらの配置車両は、横浜臨海部での貨物輸送という重要な任務を遂行するため、日々稼働しています。

配置車両の略号

塩浜機関区横浜派出所に所属する機関車には、所属を示すための特定の略号が表示されています。この略号は「濱」という一文字です。この「濱」という文字は、「横浜」という地名に用いられる漢字の旧字体である「浜」の旧字体に由来しています。これにより、どの車両が横浜派出所に籍を置いているのかを識別できるようになっています。

関連事項

日本の鉄道における車両基地は各地に設けられており、それぞれが特定の路線の車両管理や運用を担っています。塩浜機関区横浜派出所も、そのような日本の車両基地の一つとして数えられます。車両基地に関するより広範な情報については、「日本の車両基地一覧」などを参照することで、全国の様々な車両基地について知ることができます。

塩浜機関区横浜派出所は、その規模は大きくありませんが、横浜地区における貨物鉄道輸送の円滑な実施を支える上で、欠かせない役割を担う施設です。

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