横浜港埠頭

横浜港埠頭株式会社（Yokohama Port Corporation）は、横浜港におけるコンテナターミナルおよびライナーターミナルの管理運営を専門とする企業です。

2007年からは、横浜市港湾局が所有するターミナルの指定管理者として運営を受託しており、その責任範囲は多岐にわたります。具体的には、コンテナ船の荷役や保管、そして国内外の船舶の入港を円滑に進めるための業務を遂行しています。また、2009年以降は、横浜港だけでなく、川崎港や東京港といった近隣の港湾におけるコンテナ船の入港料徴収業務も担当しており、広範囲な港湾運営に貢献しています。

同社は、もともと国土交通省が所管していた財団法人「横浜港埠頭公社」として設立されました。しかし、公益法人制度改革の流れを受け、2011年7月26日に株式会社へと組織変更を行い、新たなスタートを切りました。この組織変更により、より柔軟な経営体制と効率的な事業運営が可能となっています。

会社概要

• - 所在地: 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町2番地 産業貿易センタービル4階
• - 代表取締役社長: 伊東 慎介
• - 資本金: 150億2千8百万円
• - 財団設立: 1981年12月25日
• - 株式会社設立: 2011年7月26日

管理施設

横浜港埠頭株式会社は、横浜港の主要な埠頭施設を管理しています。これらの施設は、国内外の貿易活動を支える重要な拠点となっており、以下の通り多岐にわたります。

大黒埠頭

• - C-1、C-2: 多目的バースとして、多様な貨物に対応しています。
• - C-3、C-4: コンテナバースとして、コンテナ船の荷役を効率的に行います。
• - L-1〜8: ライナーバースとして、定期船の接岸をサポートします。
• - T-1、T-2: 横浜市港湾局所有の外貿不定期RO-RO船バースです。主に自動車や建設機械などの輸送に使用されます。
• - T-3〜8: 横浜市港湾局所有の外貿不定期在来船バースです。様々な種類の貨物を扱うことができます。
• - T-9: 横浜市港湾局所有の外貿コンテナバースです。コンテナ貨物の取り扱いを効率化します。

本牧埠頭

• - A-5〜8、D-4、D-5: コンテナバースとして、コンテナ船の荷役を効率的に行います。
• - C-5〜9、D-1〜3、BC-1: 横浜市港湾局が所有するコンテナバースです。

南本牧埠頭

• - MC-1、MC-2: コンテナバースとして、大規模なコンテナ船の荷役に対応します。
• - MC-3、MC-4: コンテナバースとして、現在整備中であり、更なる港湾機能の拡充を目指しています。

これらの施設運営を通じて、横浜港の国際競争力強化に大きく貢献しています。また、同社は、常に最新の技術を取り入れ、効率的かつ安全な港湾運営を実現するために努力を続けています。

外部リンク

• - 横浜港埠頭株式会社

この情報は、横浜港埠頭株式会社が提供するサービスや施設概要を理解するための基礎となるものです。詳細については、公式ウェブサイトを参照してください。

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