横須賀スタジアム

横須賀スタジアムについて

横須賀スタジアム（よこすかスタジアム）は、神奈川県横須賀市の追浜公園内にある市立の野球場で、プロ野球チーム・横浜DeNAベイスターズの二軍が本拠地として使用しています。指定管理者制度に基づき、一般財団法人シティサポートよこすかと横浜DeNAベイスターズの共同事業体が、運営管理を行っている施設です。

歴史の背景

このスタジアムの歴史は1949年にさかのぼり、「横須賀市営追浜球場」として開場しました。当初は内野がクレー舗装、外野が天然芝の状態で、主に神奈川県内の高校野球の公式戦などで使用されていました。しかし、施設の老朽化や狭小化により不便さが増し、1998年のかながわ・ゆめ国体の開催に向けて改修が必要とされました。

1997年に全面改築が完了し、翌年から「横須賀スタジアム」と改称。新しいフィールドは砂入り人工芝に変わり、以降、ベイスターズの二軍のホームスタジアムとして位置づけられました。2004年には日米大学野球選手権大会も開催された実績があります。

設備の進化

スタジアムはその後も進化を続け、2008年には人工芝のロングパイルタイプへの改修が行われ、さらに2015年にはフルカラーLED式のスコアボードに変更されました。このスコアボードの導入は、二軍の本拠地としては珍しい特徴です。

また、2016年からは二軍ホームチームが三塁側を使用することが定められ、他の球団に続いて新たなスタイルが確立されましたが、横浜スタジアムでの一軍の試合では通常通り一塁側がホームとなります。2020年には練習試合が行われ、2021年には公式戦も開催される予定となりました。

横須賀スタジアムの特徴

スタジアムの施設概要には、両翼98m、中堅122mのフィールドサイズ、ロングパイル人工芝、収容人数は5,000人、そして照明設備が設けられています。特に、ドック・オブ・ベイスターズ・横須賀という練習施設が完成し、選手たちの育成環境が整備されている点でも注目されています。この施設は選手寮や練習場を一体化したもので、選手たちが成長できる環境を提供しています。

アクセスと応援スタイル

横須賀スタジアムには、京急本線の追浜駅から徒歩約15分でアクセスでき、公共交通機関を利用することも可能です。また、野球の応援は主に内野席で行われることが多く、外野の芝生席は夏季ナイターや桜の季節などに限られて開放しています。しかし、高層マンションの近隣にあるため、トランペットを使用した応援は禁止されています。

横須賀スタジアムは、静かな公園の中で地域メインの野球場として様々なイベントが行われており、地域住民にとっても愛される存在となっています。

もう一度検索