樽見英樹

樽見 英樹のプロフィール

樽見英樹（たるみ ひでき）は、日本の厚生労働官僚で、1959年11月21日に千葉県で生まれました。彼は厚生労働省において、数多くの重要なポジションを歴任し、そのキャリアを通じて日本の医療や福祉政策に深く関与してきました。

学歴と初期のキャリア

樽見は、開成高等学校を卒業後、1982年に国家公務員採用上級甲種試験に合格し、1983年には東京大学法学部を卒業しました。同年、厚生省に入省し、大臣官房人事課に配属されました。入省後すぐに厚生省年金局企画課に配属され、徐々にそのキャリアを築いていきます。

彼の経歴には、1986年の厚生省保険局保険課、1988年の大臣官房総務課、1990年の薬務局経済課医薬品先端技術振興室長補佐など、多くの役職が含まれています。

国際的な役割と帰国後の活動

1993年には外務省で在アメリカ合衆国日本国大使館一等書記官としての役割を担い、国際的な経験を積みます。この経験が、彼のその後の厚生省での活動にも大きな影響を与えたと考えられます。

帰国後は、厚生省老人保健福祉局企画課長補佐や北海道保健福祉部の高齢者保健福祉課長、介護保険課長を経て、2001年には厚生労働省に異動し、その後も様々な重要職を歴任しました。

厚生労働省での主な役職

樽見は2006年から2019年にかけて、厚生労働省の様々な部門で重要な役割を担いました。特に、2016年には厚生労働省大臣官房長、2018年には保険局長、2019年からは医薬・生活衛生局長として、医薬品や医療機器に関する法律改正に取り組みました。

また、2020年には内閣官房内閣審議官を兼任し、新型コロナウイルス感染症対策推進室の室長も務め、感染症対策に尽力しました。2020年には厚生労働事務次官に就任し、その後の対策の策定や実施に関与しました。

日本年金機構での職務

2021年に厚生労働省を退官後、樽見は2022年に日本年金機構の副理事長に就任しました。これにより、彼は依然として日本の公的年金制度の運営に貢献し続けています。

結論

樽見英樹は、そのキャリアを通じて多くの重要な役割を果たし、日本の医療及び福祉制度において大きな影響を与えてきました。今後の彼の活動にも注目が集まります。

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