橋本ひかり

橋本ひかり

人物・経歴

1990年1月11日、熊本県熊本市に生まれた橋本ひかり（はしもと ひかり）氏は、元女子プロ野球選手であり、指導者としても活動しました。

幼少期から野球に親しみ、兄の影響で小学校4年生から本格的に野球を始めました。この頃からプロ野球選手になることを将来の夢として抱いていました。中学を経て、女子野球部を有する神村学園高等学校（鹿児島県）へ進学し、高校卒業後は日本体育大学でさらに野球の技術を磨きました。大学2年生の時、日本女子プロ野球リーグが誕生したことが、彼女のその後のキャリアに大きな影響を与えました。

大学卒業後、念願のプロの世界へ足を踏み入れ、日本女子プロ野球リーグの大阪ブレイビーハニーズに入団しました。プロ選手としては、主に外野手として活躍。持ち前の俊足と確実な守備、そして勝負強い打撃でチームに貢献しました。

2013年には、九州出身の選手で構成されたチーム、サウスディオーネに所属し、引き続き外野の要としてプレーしました。その後、2015年には京都フローラに移籍。主力選手としてチームを支え、2016年6月にはプロ通算100安打を達成するなど、打者としても実績を残しました。しかし、同年10月15日をもって、現役からの引退を表明しました。

指導者・引退後の活動

現役引退後も野球界に貢献する道を選び、2016年12月には東北レイアのチーフコーチに就任しました。さらに翌2017年4月には、当時の大倉三佳監督の辞任・退団に伴い、チーフコーチから昇格する形で同チームの監督を務めました。

日本女子プロ野球リーグが事実上解散となった後、橋本氏は故郷である熊本市に戻りました。現在は、地元にある九州工科自動車専門学校にて、硬式野球部のマネージャーを務めています。ここでは、選手たちへの指導やチーム運営サポートなど、多角的な視点から野球に携わり、後進の育成に力を注いでいます。

選手、そして指導者として女子野球の発展に貢献した橋本ひかり氏は、現在も形を変えながら野球界との関わりを持ち続けています。

背番号

プロ選手・監督として使用した背番号は以下の通りです。

22（2012年）
14（2013年 - 2016年）
* 50（2017年）

（注：「ハニーズ (大阪ブレイビーハニーズ) は、2013年にレイア (東北レイア) に球団を継承 (球団名の変更」との情報がありますが、橋本氏の経歴としては2012年にハニーズ、2013年にサウスディオーネ所属となっています。）

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