橋本勉 (政治家)

橋本 勉の略歴と政治活動

橋本 勉（はしもと べん、1953年8月21日生まれ）は、日本の政治家であり、元衆議院議員です。彼は衆議院での活躍を通じて日本の政治に関与しましたが、そのキャリアは非常に多様です。

学歴と職歴

岐阜工業高等専門学校を卒業後、東京外国語大学外国語学部に進学し、印パ学科を専攻しました。さらに筑波大学大学院では経営・政策科学を学び、修士課程を修了しました。1981年からは東京国税局及び名古屋国税局で勤務しました。国税徴収官として税務の分野に従事し、1989年に公務を退職して日興証券に入社しました。

その後、1996年には山加証券に出向し、証券アナリストとしても活動し、再び日興証券に戻った際には投資信託課長という役職に就くなど、金融業界での経験を積みました。さらにメリルリンチ日本証券のファイナンシャルコンサルタントとしての経歴も持ち、ING生命保険やヒューマンリソシア、ハドソン・ジャパン債権回収、ジーク証券と多彩なフィールドで活動しました。2008年にジーク証券を退社し、法政大学大学院社会科学研究科、早稲田大学社会科学研究科後期博士課程を学び、法律にも関わる知識を深めました。

政治活動

2009年には第45回衆議院議員総選挙において、民主党から岐阜2区に出馬しました。自由民主党の候補である棚橋泰文に惜敗しましたが、比例東海ブロックで復活当選を果たし、衆議院議員としての一歩を踏み出しました。

2012年、消費増税を巡る政局では、党の賛成方針に反して反対票を投じるという行動をとります。これにより、民主党内では処分が決定され、党員資格が一時停止されることとなりました。加えて、同年11月には民主党を離党し、減税日本に入党、さらに第46回衆議院議員総選挙では日本未来の党から出馬するも、落選しました。

その後も2013年の参議院選挙で新党大地公認で出馬しますが、再び落選。2014年の衆議院選挙では出馬を断念し、2015年には岐阜県議会議員選挙に無所属で出馬しましたが、最下位で落選しています。2016年及び2019年の参議院選挙でもそれぞれ比例区および愛知県選挙区から立候補しましたが、結果としてはどちらも落選となりました。

政策と提言

政治活動を通じて、橋本は男女婚姻最低年齢の違いをはじめ、女性にのみ適用される再婚禁止期間、婚外子問題など、 gender equalityの観点から数々の問題提起を行ってきました。特に2012年9月5日の院内集会にて、これらの問題が男女差別であるとの認識を公に示しました。

橋本氏の多様な経歴により、金融や法律の知識を政治活動に活かす姿勢が見て取れますが、残念ながら選挙ではなかなか成果を残すことができませんでした。今後、彼の活動がどのように展開していくのか注目されます。

外部リンク

• - 橋本べんオフィシャルホームページ
• - 橋本べんオフィシャルブログ
• - 橋本べん会計事務所

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