橋本孝伸

橋本孝伸（はしもと たかのぶ）は、1948年7月29日に生まれた日本の大蔵官僚です。兵庫県明石市出身で、灘高等学校を経て東京大学法学部第一類（私法コース）を卒業しました。1971年に大蔵省に入省し、キャリアをスタートさせました。

入省後、橋本氏は大臣官房秘書課に配属され、その後、大臣官房調査企画課、主計局総務課など、様々な部署を経験しました。1976年には帯広税務署長に就任し、税務行政の現場を経験しました。その後、国税庁調査査察部調査課長補佐、日本開発銀行人事部副調査役などを経て、1995年には金沢国税局長に就任しました。

1997年には理財局たばこ塩事業審議官に就任し、たばこや塩の専売事業に関する政策立案に携わりました。1998年には国税不服審判所次長に就任し、税務に関する不服申し立ての審査を担当しました。1999年に大蔵省を退官し、その後は年金福祉事業団理事、年金資金運用基金理事、国立国会図書館専門調査員などを歴任しました。

また、2005年から2009年まで独立行政法人理化学研究所の監事を務めるなど、行政の分野だけでなく、研究機関においてもその手腕を発揮しました。

橋本氏の主な略歴は以下の通りです。

1971年7月：大蔵省入省（大臣官房秘書課）
1972年5月：大臣官房秘書課調査係長心得
1973年8月：大臣官房調査企画課
1974年7月：主計局総務課調査主任
1975年7月：主計局総務課企画係長
1976年7月：帯広税務署長
1977年7月：国税庁調査査察部調査課長補佐
1978年7月：日本開発銀行人事部副調査役
1980年7月：国際金融局外資課長補佐
1981年7月：主税局調査課長補佐（総括・内国調査）
1982年6月：主税局税制第一課長補佐
1983年6月：大臣官房文書課長補佐
1984年7月：国税庁長官官房人事課長補佐（総括・総務・企画）
1986年7月：福岡国税局直税部長
1988年6月：東京国税局調査第一部長
1989年6月：大臣官房企画官
1990年7月：理財局国有財産審査課長
1992年7月：国税庁長官官房企画課長
1994年7月：理財局国庫課長
1995年5月：金沢国税局長
1997年7月：理財局たばこ塩審議官
1998年7月：国税不服審判所次長
* 1999年7月：退官

橋本孝伸氏は、大蔵省（現在の財務省）において、税務、財政、国有財産など幅広い分野で要職を歴任し、日本の行政に大きく貢献した人物です。

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