橋本将

橋本 将（はしもと たすく）のプロフィール

橋本将は1976年5月1日生まれ、愛媛県宇和島市出身の元プロ野球選手です。ポジションは捕手で、右投左打というスタイルで知られています。高校時代からその強打力が評判で、さらなる飛躍を遂げました。

経歴

プロ入り前

橋本は愛媛県立宇和島東高等学校で野球を学び、2年生の時に平井正史とバッテリーを組みました。1994年には甲子園の選抜大会でベスト8に進出し、高校通算40本塁打を記録。その後、1994年度ドラフトで千葉ロッテマリーンズから3位指名を受け入団します。

ロッテ時代

ロッテに入団後、2000年のシーズンには77試合に出場し、スローイング技術の向上が見られました。清水将海が正捕手だったため、出場機会は限られつつも、打力の高さから多くの試合に起用されました。2004年からはボビー・バレンタイン監督のもとで、里崎智也と共に捕手として併用され、自己最多の93試合に出場。2005年には出塁率やリード面で好成績を収め、チームは31年ぶりのリーグ優勝を果たしました。

2006年と2007年は、里崎が正捕手となった影響で思うような成績が出ず、2008年には序盤に正捕手を任されるも負傷で戦線離脱。その後は復調を果たし、打率.311、11本塁打という成績を残しました。FA権を取得するも、バレンタインの慰留によりチームに残る選択をしました。

横浜時代

2009年には横浜ベイスターズに移籍し、正捕手としてシーズンを開始しますが、思うような活躍ができず、オフには正捕手としての出場機会を求めてFA宣言。横浜に鞍替えしましたが、2010年シーズンは打撃が低迷し、最終的に試合数を減らす結果となりました。

2011年には持病の影響で一軍出場が無く、年末に戦力外通告を受けます。

独立リーグ時代

2012年には愛媛マンダリンパイレーツに入団し、若手選手への指導に力を注ぎましたが、この年からの合同トライアウトを受けた後、引退を決意しました。

現役引退後

退団後は韓国の人気シューズブランドで働き、また2017年には学生野球資格回復の認定を受け、若い野球選手の指導を行っています。現在はコーチとしての経験を生かし、地域のボーイズリーグやシニアチームで野球を教えています。

特徴・人物

橋本は強打型の捕手としても知られ、高い打撃力を誇り、指名打者としても出場していました。守備ではスローイングに課題がありましたが、捕球後の迅速な判断でカバーしていました。

ロッテ時代には、里崎智也との競争を通じて互いに成長し合う関係を築きました。チームの成功に貢献できたことに対する誇りを持っており、自らの経験を後進に伝えるために尽力しています。

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