機動戦士ガンダム サイドストーリーズ

機動戦士ガンダム サイドストーリーズ

『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』は、2014年5月29日にバンダイナムコゲームスから発売されたPlayStation 3向けのゲームソフトです。本作は、約11年ぶりとなる『機動戦士ガンダム外伝シリーズ』の新作として位置づけられています。新しいシナリオである『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』を搭載し、過去の6作品のシナリオが再構成され収録されています。

概要

『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』以来の新作として、開発はB.B.スタジオが行い、ディレクターには過去の外伝シリーズも手掛けた徳島雅彦氏が携わっています。また、収録作品は、元のシナリオを尊重しつつ、『ミッシングリンク』のハイスピードアクションゲームとしてリメイクされています。

収録作品

1. 機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク
2. 機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079（死にゆく者たちへの祈り）（1995年）
3. 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY（1996年）
4. 機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…（1999年）
5. ジオニックフロント [[機動戦士ガンダム0079]]（2001年）
6. 機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles（2002年）
7. 機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…（2003年）

特に『THE BLUE DESTINY』では、主人公・ユウ・カジマの物語に加えて、ライバルのニムバス・シュターゼンの視点で描かれた新たなストーリーが楽しめます。

ストーリーモード

ゲームの開始時には、『ミッシングリンク』での「連邦軍編」か「ジオン軍編」のどちらかを選び、各編をクリアすることで他の外伝作品が開放されます。全体で12編から成る構成になっており、各話には明確なクリア条件が設定されています。

VRミッションモード

ストーリーモードとは異なり、VRミッションではプレイヤーが自由にMS部隊を編成して挑むことができ、最大3機のMSでチームを作り参加することが可能です。ミッションは段階的に解放され、ストーリーのクリアや特定のミッション達成で新たなMSが購入可能となります。このモードは戦闘好きのプレイヤーにも楽しめる要素を提供しています。

機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク

この作品の新たなシナリオでは、一年戦争のサイドストーリーが展開されます。物語は「スレイヴ・レイス編」と「マルコシアス編」の2つのルートからなる複雑なストーリーが待ち受けています。

主要ストーリー

第20機械化混成部隊「スレイヴ・レイス」は、表向きは新兵器の実験を行う部隊ですが、背後には裏の任務が横たわっています。この部隊には連邦軍内の腐敗者や障害者を排除するという目的があり、隊長・トラヴィス・カークランドはその一員です。

彼の息子ヴィンセントは、ジオンのパイロットとして特別競合部隊「マルコシアス」に所属。一方、トラヴィスは自身の家族を探すが、運命は交錯し親子の関係も知らずに敵として戦うことになります。物語は友情や裏切り、そして戦争の悲劇を描いていきます。

登場人物

• - トラヴィス・カークランド: スレイヴ・レイスの隊長。シンプルな性格だが、部下からの信頼も厚い。
• - ヴィンセント・グライスナー: ジオンの若きMSパイロットで、父との運命が交錯。
• - クロエ・クローチェ: ペイルライダーのパイロットで、悲劇的な経歴を持つ少女。

まとめ

本作は、単なるゲームとしてだけでなく、深い人間ドラマを提供するガンダムの世界観を忠実に再現しています。アクションとストーリーが融合した新しい体験を通して、プレイヤーは感動的な物語に引き込まれます。『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』は、ガンダムファンにとって必見の作品です。

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